3000年の執着心

第27話 ページ29

『…暗くなるしそろそろ帰る

ジータ、ルリア、君たちどうする？

グランサイファーにいるのか？』


そう切り出し、俺はジータとルリアに話しかけた


ジ「そうだね…イオちゃんも帰ってきたしみんなと過ごしたいから…今日からグランサイファー にいることにする

でも、また会いに行ってもいい？」


ル「私もジータがここに残るなら…

でも！輝さんにはいろいろお世話になりましたし、何か恩返しがしたいんです！

その…だから…」


『…そうか、じゃ、俺は帰る

気をつけて過ごせよ？』


そう言い俺はジータ達と別れ、1人で家へ帰ることにした


最寄駅に着いてアパートへ戻るその道中で、俺は誰か自分の前に立ちはだかるのを感じた


女性のようだ


？「ねぇ、あなた

私の仲間を見かけなかったかしら？」


『…はい？』


？「私たち、船で旅をしていたんだけど…

気づいたらみんなとはぐれてしまって…」


『…！』


ジータの仲間だろうか


そう思い、その女性に話しかけ直すことにした


『それ、中学生くらいの子供が団長の船のことか？』


そう話しかけると、女性は驚いたような顔をした


？「…あなた、私の声が聞こえるの…？

それに…あなた…まさか」


そう言いつつ彼女は俺をまじまじと見つめ、やがて表情を戻し、


？「…いえ、ごめんなさい

そう、グランサイファー っていう船で旅をしていたの

あなた、何か知ってるのね？教えてもらえないかしら？

私はロゼッタ、ジータ達の仲間よ」


そう話しかけてきた

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