第26話 ページ28
カ「…気の毒だったな
…だが、そう自分を責めることはないだろう
君はジータやルリアのことを助けてくれた、それに今も君の両親のことについて気に病んでいるということは君はとても優しい人なんだろうと私は思う
だから、きっと君は何も悪くないと思う」
『…』
ジ「ごめんなさい、辛いこと聞いて…
でも！私たちにとっては輝さんは救世主だし、もう大切な仲間だと思ってる！
だから輝さんも辛いことがあったら私たちのこと、頼って…？」
『…俺は大丈夫だ
でも…ありがとう』
俺がそう告げると、ジータやルリアは俺の方をポンと叩き、慰めてくれているようだった
だがその話を聞いて変に興味を持ったのか、ノアは俺にこう話しかけてきた
ノ「ねぇ、輝
これまで生きてきた中で、他に何か不思議なことに出会ったこと、ない？」
ジ「ちょっと、ノア！」
ノ「団長さん、ごめんちょっとだけだから
…ねぇ、ないの？」
実はたくさんある
俺の生きてきた中で、俺が不思議に思うことはあまりにもたくさんあった
まぁどれもつまらないものだったり、たまたまだろうと流してきたものが多いが
『…他にはそうだな…
彼女ができてもみんな同じ理由で俺と別れることとか、俺のことからかってたやつが突然俺に優しくなったりとか、電車で痴漢に遭いそうになった時にその犯人が突然心臓発作で倒れたりとか…
まぁなんて言うか、俺を取り巻く人間はみんななぜか不思議なことに巻き込まれたりするからあえて俺に近づこうとしてこなかった気がする』
まぁ他にもいろいろあるが話すと長くなるのでやめよう
そう思い、口を閉じるとノアは静かに口を開き
ノ「…そうなんだね…
輝、気をつけて」
そう、告げた
『お、おう…』
そうは言われても
気をつけるって…
何にだ？
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ユウ(プロフ) - セツナさん» 作品に目を通していただき、ありがとうございます！セツナ様のお気に召すような展開に今後なっていくかは分かりませんが…今後とも目を通していただけますと幸いです。完結まで長くなりそうですが今後とも是非宜しくお願いします！ (2020年3月5日 1時) (
レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
セツナ - こういうお話探してました…どストライクです…！読むのがもったいなくてちまちま読んでます(*´∀｀*) (2020年3月4日 1時) (レス) id: bda4b449a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2020年2月22日 20時
