第25話 ページ27
イ「え、今、家族いないって言ったの?
それにお金にも困ってないって…
輝、あなた何者なの?」
『何者って…別に一般人だ
化学者は意外と稼げるんだ、それに家族がいないし別に贅沢したいとも思ってないから金に困ってないってだけだ』
ル「ご家族がいないって…何かあったんですか?」
『あぁ、ちょっとな』
言うかどうかは迷ったが、ジータやルリア、イオ、そしてノアは俺の話を聞きたそうな顔をしていたので、俺は両親について話すことにした
『言ったところで信じるか分からないが…
俺の両親は俺が高校3年生の時、急逝した
…医者から聞いた話だと服毒したそうだ』
ビ「…そうだったのか…なんか、聞いちまってごめんな?」
ジ「でも、どうして、そんな…」
『俺にも実はよく分からない
…けど』
俺にも両親の急逝についての真相は分からない
ただ、一つ言えるのは
『…俺の両親は何かにひどく怯えていた
それゆえに精神をひどく病んでいたみたいだ
…遺書に、おびただしい量の「ゆるして」だの「たすけて」だの書いてあって読んでる俺も気が狂いそうだった
…両親のこと、何にも気づいてあげられなかったんだ、俺は』
俺は両親の苦しみを理解してあげられず、救うことができなかった、ということだ
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ユウ(プロフ) - セツナさん» 作品に目を通していただき、ありがとうございます!セツナ様のお気に召すような展開に今後なっていくかは分かりませんが…今後とも目を通していただけますと幸いです。完結まで長くなりそうですが今後とも是非宜しくお願いします! (2020年3月5日 1時) (レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
セツナ - こういうお話探してました…どストライクです…!読むのがもったいなくてちまちま読んでます(*´∀`*) (2020年3月4日 1時) (レス) id: bda4b449a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年2月22日 20時