私の存在意味【ＨＱ！】

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髪をどけて、ゆっくりと目を開ける
久しぶりに光に目をあてたせいか、少しまぶしい

谷「！！？え？それ・・・！？」

隠すなら眼帯でもよかったんだ
でも、気持ち悪がられるのが怖かった
またチュウニビョウって言われるのも、いやだった

あ「・・・ごめんね？痛々しいね・・・」

右目は純粋な青
左目は残酷な赤

左なんかは、やけどの跡まで残っていて
見る人にとってはとても痛いものだった

だから隠した

やっちゃんは、こういうのダメだと思ってたから言わなかったのに
今なんて、泣き出しそうだ

あ「大丈 谷「なにが大丈夫なの・・・？」 え？」

谷「なんで…なんで言ってくれなかったの？私に、みんなに・・・」

消えそうな声
目から涙を流して、うづくまってしまった

谷「みんな、言ってたよ・・・？
いつも名前ちゃんの様子おかしいって、なんかできないかって・・・
みんな心配してた・・・」

知らない

谷「相談、くるの待ってたんだよ・・・？
言えないことでも、一人で抱えこまないでほしいって」

私の人間の認識はこれじゃない

あ「・・・嘘だ・・・」

谷「なｎ あ「そんなこと言って」」

あ「そんなこと言って、結局何もできない
助けるなんて言って、何回裏切られたと思う？
痛かった、苦しかった、辛かった、怖かった
今更人間を信じろなんて・・・難しいんだよ・・・」

私の目から、大量の涙

国「・・・ほら」

そっと手を差し伸べて、支えるように反対の腕を背中に回す
慣れたもんだな

　
「ばぁぁぁぁぁか！！！」

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