全てのもとの物語

いじめられっ子…5 ページ6

手伝ったら、勉強しなさいっていわれて。









勉強したら手伝いなさいって…。









理不尽だ。








私はそう殴られながら思うのだった。






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「あー、あんた、また傷たくさん！みじめだね〜〜。」

「あんたさぁ、シンデレ○みたいに悲しい主人公になりたいの？」

「ちが...」

「ならさー、そうじ、やってくれるよねぇ？」

圧力に押しつぶされそう。

やっとのおもいで、


「は、はい。」


「あー、あたし、お弁当忘れたんだよねー。あんたのやつもらうわ。」


「いや、それはっその…。」

「あ"？文句あんの？」

「あ、ありません。」

いやだ、いやだ、いやだ。

「どれどれ〜〜？ってあんた！お弁当ないじゃない!!!嘘ついたのね!?」

「ついてない…!」

「ついてんのよ！ウチらに刃向かうってばっかじゃないの!?あんたは所詮、道具なのよ！」

「ちがう…!」

「え？あれだけダメージ与えても刃向かうの？G？キモッ。」

「………」

「えらいえらーい。明日カレーパン五個買ってきなさい。」

「でも、その…!」

「カレーパン五個だけよ？ケチね〜〜。みんなっ！いこ！」

「え…。」

買えないんだ。



お金は、お小遣いも当分もらってないし、







そのぶんは、パシリとしてつかわれた。









そう、私はいわばいじめられっ子。









お母さんに殴られた傷を色々いわれている。









お父さんは、優しかったのかなぁ。









生まれた時には死んでいた。









私は、体にある傷も、心の傷もうえなかった









まるで歯車のように。









まるでこれが運命とでもいってるように。

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