好きだよ。だから愛して、離して。【橙】

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私に魅力がなかった？

ただただ好奇心？

嫉妬してほしかった？

なんでだろ…？でも。浮気してるって決まったわけじゃないし。

そうだ。まだ可能性だって……。

ころん『やっほ？』

「おーころんくんだ、」

ころん『そーですよー。ジェルくんの件だけど。ぼくは…ぼくはね。決定的な証拠持ってるよ。』

「え？」

さとみ『ころん！？それは聞いてないんだけど…』

ななもり『そーだったんだ…』

るぅと『まじか…』

決定的な証拠をもっている。

それは、ジェルくんは浮気してるってこと…だよね。

「じゃあ。浮気してるんだ、」

ころん『そーゆーこと。この証拠。複数ある。…ねえ、欲しい？』

「欲しい、！」

ころん『そ。じゃあ、今日暇？』

「うん。」

ころん『…ぼくも暇だから…今からで大丈夫？』

「大丈夫。待ち合わせどこにする？」

ころん『あーいいよ、ぼく迎えにいくからさ。今どこ？』

「○△アパートって知ってる？」

ころん『あー分かる』

「そこの×号室。」

ころん『おけ、行くね』

「ありがとー」

でもね。

この後、あんなことになるなんて、思わなかった。

私は…ジェルくんところんくんの毒の海に溺れて、抜け出せなくなるなんてね。



それも運命なんだよね。

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