カリスマ指導者 ページ29
『...さっきはつい酷いことを言ってしまってごめんなさい。』
麗「さっきまであんなに威勢がよかったのに笑
急にどうなさったの?」
『オーケストラではチームワークも大事ですから。』
奈「意味わかんない...」
麗「まぁ、いいじゃない。
.......あなた、調子に乗れるのもここまでよ。オーケストラ部にはあなたほどの人間たくさんいるの。」
『はぁ...』
謝るのは私の方じゃないのに...なんて思いつつ、こんなガキっぽい人達を相手にしていたらキリがないと思い軽く流す。
??「何してんだ。」
「せ、先生!」
『先生?』
??「ペチャクチャ喋ってないで、とっとと練習の準備をしろ。」
『怖っ...てか誰...?ボソッ』
亜「黒木啓司先生。
オーケストラ部の顧問だよ。」
『見たことないけど...』
亜「うーん...そうだね、事務の先生だから。
でも一応 腕は一流でさ。
時々放課後 部活に来て指揮してくれるんだよ。」
『ふーん...』
怖いけど、確かにただならぬオーラを感じる。
キリッとした切れ長の目にスっと通った鼻や整った眉毛、自然に流れる髪。
飾っているわけでもないのに華がある。
啓「じゃあ第二小節から入るぞ。」
『「はい!!」』
スッ_____
«««♪♪♪//♬/♩_♪♬♪♬♬///»»♩_♪/♩♬♪♬///♩♬♪/»
『!?』
先生が腕を1振りした瞬間、場の空気が一変した。
細かな音が巧みに重なり合ってひとつになっている。
今までソロで演奏してきた私にとって、感じたこともない感動がこみ上げてくる。
《《《《楽しい!》》》》
私がオーケストラにどんどん引き込まれていくのは明確だった。
142人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「LDH」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あおい(プロフ) - 早く見たくなりました (2019年6月19日 1時) (レス) id: 295447971a (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - ゆーしゃんさん» ありがとうございます。頑張ります! (2019年6月18日 14時) (レス) id: acf637b564 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 早く見たくなりました (2019年6月18日 12時) (レス) id: 295447971a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしゃん - すごい面白いです!更新頑張ってください!! (2019年6月17日 22時) (レス) id: 579758a02c (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます!更新頻度は低いですが、これからもよろしくお願いします。 (2019年6月16日 22時) (レス) id: acf637b564 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いくら | 作成日時:2019年5月15日 22時