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「ちょっと!さっき気になって音楽室ついていったんだけど、なんなのあの態度!」

「麗華さんに向かって結構ですなんて...
この身の程知らずが!!」




この学校では実力と美貌が全て。

どんなに性格が悪くても憧れの的になれるし、逆に言えばどんなに性格が良くても実力がなければ地味な生徒で終わるのだ。




「だいたいなんなの?身なりも地味でだっさいし。
学校の品格が損なわれるようなことはやめてほしいわね。」

『別に皆さんに迷惑をかけているとは思えません。』

「何よ!生意気なやつ!」

『もういいですか?昼休み終わるので。』




私は高校生になって ノーメイク、メガネ、髪もアレンジなしのおさげでずっと過ごしてきた。

それはもう誰が見ても地味であろう。

そんな私がみんなから浮いていることなど、言わなくとも明らかだ。




「もうやめればいいのにー。」

「ホントよねー、なんで合格したんだろ。」

「ガリ勉で、知識だけはあったんじゃない?」

「あー、なるほどw 勉強だけが取り柄的な?」

『だったらわざわざこんなバカ校来ねーよ(ボソッ』

「なに?」

『いえ、なんでも。』




私だって他の学校の受験ができるくらいの頭があればこんな学校に来なかった。

心の中でブツブツと文句を唱えながら教室から逃げるように出ていった。





伸「また来たのか。」

『うん、次あの授業だし。』

伸「もういいんじゃないのか?
俺はAがヴァイオリンを弾いちゃいけないなんて思わない。」

『ダメ。
私はもうヴァイオリンの道を選んじゃいけない。』

伸「義兄さんだってそんなこと望んでないだろ?」

『いや、きっと弾いたら怒る。』





私は父親よりもヴァイオリンを選んだ。

そのせいで父親を亡くしたのだから、もう弾くことはできない。


そもそも弾いているといくら忘れようとしても父の顔が浮かんで、自分が嫌になる。

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設定タグ:GENERATIONS , 白濱亜嵐 , LDH   
作品ジャンル:恋愛
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あおい(プロフ) - 早く見たくなりました (2019年6月19日 1時) (レス) id: 295447971a (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - ゆーしゃんさん» ありがとうございます。頑張ります! (2019年6月18日 14時) (レス) id: acf637b564 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 早く見たくなりました (2019年6月18日 12時) (レス) id: 295447971a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしゃん - すごい面白いです!更新頑張ってください!! (2019年6月17日 22時) (レス) id: 579758a02c (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます!更新頻度は低いですが、これからもよろしくお願いします。 (2019年6月16日 22時) (レス) id: acf637b564 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いくら | 作成日時:2019年5月15日 22時

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