本領発揮 ページ25
響「A、前に出てきて。」
ザワザワ_____
ホールはザワザワとささやき声で包まれ、私に一斉に視線が向けられた。
「は?あいつ響様と知り合いなの?」
「てか一緒に演奏ってどういうこと!?」
「あいつ弾けないんじゃなかったの?」
「そうだよ、今までだって授業サボって...」
やっぱり弾かない方が良いのかな?
見返したいと思うことは何度もあったけど、1年間何もしてなかったし もう感覚も覚えてないに等しい。
そもそも弾いたからといって皆の態度が変わるのかと言われれば確実にそうとも言い難い。
『えっと...私、今ヴァイオリン持ってないし...』
亜「へっへー、準備しましたー!」
『え...?』
涼「勝手にごめんね?」
『いや...別に...』
亜「大丈夫!Aなら絶対うまくいくって!」
龍「そうや!ぶちかましたれ!」
裕「この前の演奏完璧やったしな。」
隼「はーやーくー!」
『...うん、ありがとう!』
私はステージに上がり、ヴァイオリンを受け取った。
まだ手に残るあの日の感覚。
ヴァイオリンのずっしりとした重厚感。
弾きたい、そう感じてゆっくりと客席の方へ向いた
『響、ありがとう。』
響「俺はなんもしてへんよ。」
『いくよ.....』
私は響と視線を交わしながら弓を動かした。
__________♪〜♪♬〜♩〜〜
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あおい(プロフ) - 早く見たくなりました (2019年6月19日 1時) (レス) id: 295447971a (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - ゆーしゃんさん» ありがとうございます。頑張ります! (2019年6月18日 14時) (レス) id: acf637b564 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 早く見たくなりました (2019年6月18日 12時) (レス) id: 295447971a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしゃん - すごい面白いです!更新頑張ってください!! (2019年6月17日 22時) (レス) id: 579758a02c (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます!更新頻度は低いですが、これからもよろしくお願いします。 (2019年6月16日 22時) (レス) id: acf637b564 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いくら | 作成日時:2019年5月15日 22時