5話 ページ7
医師のエミリー・ダイアさんから、ゲームについての説明をうけた。
まとめると、ゲームはサバイバー対ハンターの４対１で行うこと、私達はハンターから逃げながら暗号を解読する事、ゲームは1日最低3回は参加すること、という感じだ。
…趣味の悪いゲームだ。
エミリーさんはゲームが全て終われば賞金が貰える、と笑いながら言ったが…、
…果たして終わりはいつ来るのか
そもそも終わりは、存在するのか
エミリーさんは、朝食の時間に私を紹介する、と言っていたが、イライさんによると朝食に来ない人も居るらしい。
その人は、ゲームに出る時に会うかもしれないから、その時に挨拶すれば良いとの事。
…しかし、占い師とは何の能力をもってしているのだろうか。
占い師の能力が相手の運命を占うだけなら…
ここで生き残れる可能性は少ないだろう
『何か他に能力が…？』
いけない。声に出てしまっていた
密談だって誰に聞かれているか分からない世の中なんだから気をつけないと…
能力だが…、梟を使ってなにかをするのかも知れない
あくまで推測で根拠は無いのだが…
｢リン、入っていいわよ｣
ああ、推理の途中で呼び出しが入ってしまった。
『はーい』
推理の続きはまた後にしよう
エミリーさんに呼ばれて入った部屋は、どうやら食堂らしい
全員集合…、という訳では無いらしいが、かなりの人数が集まっている
エミリーさんがパンパンと手を鳴らすと、ザワザワしていた部屋が静まり、視線がエミリーに…
…いや、私に集まった。
｢新しいサバイバーがイソップ・カール君に続きまた来たの。自己紹介お願いできる？｣
ほう、彼も新しいサバイバーになったのか
初対面(勘)がどうやら当たっていたらしい
しかし…、サバイバーになってしまえば、暫くは帰れなくなる
…依頼人から料金貰えないじゃないか
『(…今は考えても仕方ないか…)』
『どうも、はじめまして。A・ラルーチェと言います。…職業は探偵です。』
よろしく、と頭を下げた。
頭をあげた時に緑のパーカーの男性と目が合った。
…すぐに逸らされてしまったけれど
｢よろしくなの！私はエマ・ウッズって言うの！｣
ああ、あの時の麦わら帽の女性だ。
私は出来るだけ優しそうな顔になるように笑った。
『ええ、よろしくね。エマさん』
…いいんだよ
偽りの笑顔で笑っても、誰も気付きやしないんだからさ
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かき氷 - setuna7014さん、コメントありがとうございます！陰キャ組とどんどん関わっていこうと思ってます(予定) (2019年9月13日 19時) (
レス) id: 23ededddfa (このIDを非表示/違反報告)
setuna7014(プロフ) - すごく好きです。ナワーブ君との関わりが増えることを期待しています… (2019年9月7日 4時) (レス) id: 9c6758aed7 (このIDを非表示/違反報告)
かき氷 - さめさんコメントありがとうございます！次回くらいにイソップ君出そうと思ってます！ (2019年9月2日 20時) (レス) id: 23ededddfa (このIDを非表示/違反報告)
さめ(プロフ) - イソップくん好きなのでイソップくん落ちがいいですw (2019年8月31日 15時) (レス) id: ebdf180e41 (このIDを非表示/違反報告)
かき氷 - 黒桜さんコメントありがとうございます！陰キャ組良いですよねー！ (2019年8月28日 8時) (レス) id: 23ededddfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かき氷 | 作成日時：2019年8月21日 14時
