色香に惑わされて？ ページ10
「おれが…慰めてやろーか？」
頭のすぐ上から、ロー兄ィの声が聞こえて…
「ロッ…ロー兄ィ？」
胸に収まったまま、ロー兄ィの顔を見上げる
今まで、結構近い距離にいたけど、こんなに近い距離でロー兄ィの顔を見たのは初めてだ…
ヤバイ…
ロー兄ィって
こんなに…カッコ良かったっけ…？
形の良い唇に、妖艶な笑みを浮かべていて
切れ長の目は、艶っぽくて…
大人の色気って奴だろうか
そんな物を感じられずにはいられなかった。
「ナナシ」
「なっ…なに？」
ロー兄ィの腕に力が入って、私の体は そのまま 押し倒されるように、床に倒れた。
「…！」
焦った、私はロー兄ィを押し退けようとしたけど、敢えなく その腕は、ロー兄ィに押さえられてしまった。
「どうしたァ？顔が、真っ赤だぞ？」
「！」
ロー兄ィの長い指が、私のフェイスラインを そっと撫でて行く。
ヤバイヤバイヤバイ！
緊急警報が、頭の中を駆け巡って、バクバクと心臓が鳴り出す。
「…っん…っ」
フェイスラインをなぞっていた、ロー兄ィの指が、私の背中に回って背骨の辺りを上下に、なぞる様に撫でてきたもんだから…
私の口からは、思わず上擦った声が出てしまい、それと同時ピクッと体が跳ねた
満足そうに、ニヤリと笑うロー兄ィの顔…
それを見て、慌てて私は顔を背ける
「変態…」
唇を噛み締めるように、ロー兄ィを睨みながら そう言った。
チュッ
そんな、リップ音と共に 唇の横…口角の辺りにキスをされた…
口唇では無い…それでも、ギリギリのライン
「どうだ？少しは、あのバカ男の事を忘れたか？」
ロー兄ィの体が、私から離れるのと同時に、私も起き上がった。
「男の一人や二人に振られたぐれェで…んなシケた顔してんじゃねェよ」
「…」
ロー兄ィは、胡座をかきながら 私の頭に手を乗せると、フッと優しい笑みをもらした。
「じゃあ」
「あ？」
「ロー兄ィが、あたしの彼氏になってよ？」
なんて事を、半分冗談で言ってみる。
「あァ？」
ロー兄ィの眉間に皺が寄って、途端に怪訝そうな表情に変わった、そんな嫌そうな顔しなくても良いじゃん！
「生憎…おれは、お前みたいな乳臭い女には興味が湧かねェ…論外だ」
立ち上がりながら、ロー兄ィは言うと、部屋のドアを開けた。
「ケッ！言ってみただけだし！私だってロー兄ィが彼氏なんてごめんです〜」
あっかんべーなんてしながら、彼の言葉にホッとする自分がいた。
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＊初夏sora＊(プロフ) - ピーチさん» 一番右の☆を連打しながら、気長にお待ちしております!! (2017年9月21日 18時) (
レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - ＊初夏sora＊さん» ありがとうございます！中々更新出来ず、お待たせばかりしていてごめんなさい(T_T) ボチボチして行くので待っててください！ (2017年9月21日 17時) (レス) id: 2db09af85d (このIDを非表示/違反報告)
＊初夏sora＊(プロフ) - ご自分のペースで構いませんので、お体に気を付けて更新頑張ってください！楽しみにお待ちしてます。 (2017年9月14日 18時) (レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 終わりなら終わりとかいてください (2017年9月5日 16時) (レス) id: af17b70f51 (このIDを非表示/違反報告)
きのーご。(プロフ) - え、終わりですか？(TT) (2017年7月19日 19時) (レス) id: 12ff2cfc6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年12月6日 21時
