面白い奴 サボSide ページ9
海風を深く吸い込でから、ゆっくり息を吐いて
オレンジ色に染まっていく水平線を眺めた。
あれから…2年か…
長いようで、短い。
誰かを愛するとかって気持ちを見失ったのは…
2年前の今日だったかな？
あの日の事は…
“サボ……わたし…
彼女の海風みたいな笑顔を思い出して…砂浜に打ち上がっていた 小さな巻き貝を 海に向かって投げた。
それは、小さな音を立てて波間に消える。
あの日から…
恋愛をゲームにすれば、傷付かずに済むって思って…
それから 付き合う女とは…お試し恋愛として付き合って来た。
ただの、ごっこだよ？
お互い本気にならない。
それをルールに付き合った。
だからかな？付き合う女は…
甘い言葉を吐いて、ほんの少し頭を撫でるだけで、すぐに、服を脱ぎたがる女ばかりで…
少しうんざり する部分もあった…
なんで？簡単に体を許すんだよ？
おれは、キミを愛して無いんだぜ？
“愛が無くても…サボ君と一緒になりたいの…”
“Sの次にIがあっても良いでしょう…？”
抱き合えば…愛が実るとか…
あり得ない。
おれは…
おれは…きっと、彼女ほど…誰かを愛せない…
『……のバカ…最低…なんでよ…』
ブツブツ呟く声が聞こえて、その声の方へと視線を移した。
「…？」
泣きながらスマホを弄る、一人の女子高生…
『うぅ…っ…』
時々、嗚咽をもらしながら その子は時々、迷うようにスマホを弄って『バカ…』とか『さよなら！クソヤロー』
なんて言っている。
「ふーん…なるほどね…」
おれの予想では、彼氏に振られて泣いてる女の子…
なんとなく気になって、その子の数メートル後ろにあった流木に腰掛けながら、彼女を見つめてた。
スマホを弄くるのを止めた彼女は、弄っていたスマホを握りしめて、海を見つめながら 仁王立ちをすると
「バッキャロ−！！」
海に向かって叫んだ。
「へェ…面白いじゃん…アイツ」
おれは、立ち上がると彼女に話し掛けた
”ねェ？おれと、お試し恋愛してみない？”
彼女が、弟と同じ高校だって事は制服を見て、すぐにわかった。
だけど、同じ高校だけじゃなくて…友達だって事も…翌日わかって…
なんだか、すっげー嬉しくなった。
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＊初夏sora＊(プロフ) - ピーチさん» 一番右の☆を連打しながら、気長にお待ちしております!! (2017年9月21日 18時) (
レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - ＊初夏sora＊さん» ありがとうございます！中々更新出来ず、お待たせばかりしていてごめんなさい(T_T) ボチボチして行くので待っててください！ (2017年9月21日 17時) (レス) id: 2db09af85d (このIDを非表示/違反報告)
＊初夏sora＊(プロフ) - ご自分のペースで構いませんので、お体に気を付けて更新頑張ってください！楽しみにお待ちしてます。 (2017年9月14日 18時) (レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 終わりなら終わりとかいてください (2017年9月5日 16時) (レス) id: af17b70f51 (このIDを非表示/違反報告)
きのーご。(プロフ) - え、終わりですか？(TT) (2017年7月19日 19時) (レス) id: 12ff2cfc6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年12月6日 21時
