きみが好き ページ43
私の肩を掴んだままのサボの手に力がこもった。
「ナナシ…おれ…」
振られる…
そう覚悟して、私は目線を地面に反らした。
わかっていても、やっぱり辛い…。
好きにならない、好きになるはず無いって思って、このお試し恋愛を承諾したのに。
サボは、どんどん私の心の中に入ってきて、あっと言う間に、私の心を支配して私の心の中に燻っていた過去の恋人の存在を消し去ってしまうくらいに。
「契約違反だな…」
そうサボが呟いて、肩を掴んでいた手を 私の頭の上に乗せた。
「うん。契約違反…だか…「おれも、お前も契約違反」
私の言いかけようとした言葉に、サボが言葉をかぶせた。
「え？」
サボの言葉に、地面に落としていた目線をあげると、優しく笑うサボと視線が交合う。
「二人して契約違反だなんてなァ？」
「二人してって…？」
彼はの言っている意味が理解出来ず、混乱していると
「だーかーら！おれも、お前が好きなんだよ！」
フニッと、私の頬をつねった。
「うひょら！(うそだ)」
「嘘じゃねェよ」
「あり得ない！」
サボの手を振り払いながら、私は首を振りたくった。
「ロビンさんのような、空前絶後の超絶美女を好きになるような人が、あたしのような冴えない女の子を好きになんかならないもん！」
サボは、私の言葉に一瞬目をまん丸にしてから、すぐに笑だした、
「何が可笑しいの！？本当の事じゃん！」
泣きそうになる私をサボの両腕が包み込んだ。
「憧れと、本気で好きは違うんだよ」
「意味わから…「ロビンは憧れ、ナナシは、これから先もずっと一緒に居たい、抱き締めていたい…そんな存在なんだよ。わかるか？」
「……！」
「ナナシ…お前が好きだ」
「っ…！」
頬を伝った、熱い一筋をサボの指が拭ってくれた。
「ほっ…ほっほ本当にあたしなんかで良いのっ…？」
「本当にナナシが良い！」
白い歯を見せてニカッと笑うサボ。
「サボ…！大好き！」
「おれも大好き！」
お試し恋愛から
まさかの本気の恋愛が始まりました。
“なァ？いつからおれの事好きだった？“
“……秘密……そう言うサボは？“
“おれも…秘密“
“けち“
“じゃあキスしようか？“
“なっ！なんでそうなるの！？“
“ん？だって、好きだから“
“っ！“
主導権は、サボが握ったままの 本気恋愛。
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＊初夏sora＊(プロフ) - ピーチさん» 一番右の☆を連打しながら、気長にお待ちしております!! (2017年9月21日 18時) (
レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - ＊初夏sora＊さん» ありがとうございます！中々更新出来ず、お待たせばかりしていてごめんなさい(T_T) ボチボチして行くので待っててください！ (2017年9月21日 17時) (レス) id: 2db09af85d (このIDを非表示/違反報告)
＊初夏sora＊(プロフ) - ご自分のペースで構いませんので、お体に気を付けて更新頑張ってください！楽しみにお待ちしてます。 (2017年9月14日 18時) (レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 終わりなら終わりとかいてください (2017年9月5日 16時) (レス) id: af17b70f51 (このIDを非表示/違反報告)
きのーご。(プロフ) - え、終わりですか？(TT) (2017年7月19日 19時) (レス) id: 12ff2cfc6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年12月6日 21時
