作り笑い ページ30
ホットプレートの上で美味しそうな匂いをさせて焼けるお好み焼きを見て嫌でもお腹が鳴る。
「よし！これでひっくり返して焼いて、ソースかけりゃァ出来上がりだ」
袖を腕まくりした、エース君が二つのヘラを手にお好み焼きを器用にひっくり返した。
「うまほ〜！エース！おれに、１番デカイヤツくれよなっ？」
割り箸片手に騒ぐルフィ君を微笑ましく眺めた後、サボに視線を移すと、サボはホットプレートの上でソーセージを真剣な顔して焼いていて、それかわなんだか凄く可愛く見える。
「ほらっルフィ！焼けたぞ」
そう言いながら、美味しそうに焦げ目のついたソーセージをルフィ君のお皿に乗せてナミと、私のお皿にも乗せてくれた。
「お好み焼きも焼けたぞ！」
エース君が焼けたお好み焼きを人数分に切り分けて、それをサボがお皿に乗せた。
「エースの焼くお好み焼きは、すっげェうまいんだぜ！沢山食えよ？」
私のお皿にお好み焼きを乗せながら、サボがニッコリと笑った。
「うん」
そう答えると、お好み焼きを大きく口に頬張りながら、サボは大きく笑顔で頷いた。
「そふぃべはぼぼ！おで炉ぶっぶぶぴっ！だぞ！も？ナビ！(そう言えば、おれロビンに会ったぞ！な？ナミ！」
ルフィ君がお好み焼きを口に頬張ったまま、何を言ってるか分からない事を言って、それに対してナミが
「何を言ってるかわからないわよ！」って、ツッコミを入れた後、ようやくお好み焼きを飲み込んだルフィ君の言葉に…
「おれ達、ロビンに会ったんだ！サボお前も会ったか？」
その言葉に、お好み焼きを口に運んでいたサボの動きが止まった。
「どうやら、少し前にこっちに帰って来たらしいぞ？でも、またすぐに何処の国に行くらしいけどよ」
「それ…本当か…？ルフィ」
低い声で、サボが尋ねた。
その声に
私は、言わなくて良い事を口にしてしまった。
「あのっ…実はあたしも…そのロビンさんって人と偶然知り合ったんだ…それと…コアラさんって人も」
「どこでロビンと会ったんだよ！？」
私の肩を揺さぶる様に掴むサボの顔を見て
芽生え初めてた、小さな蕾が根元から ポキッと折れた音がした。
「ついさっき…ロビンさんに会ったのコアラさんとは、この前ライブショー見に行った帰りにちょっとした偶然で知り合って…まだ近くにいると思うよ？」
作り笑いなんて苦手だったのに…
いつから、こんなに上手くなったのかな？
部屋を飛び出して行くサボの後ろ姿を見て
思った。
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＊初夏sora＊(プロフ) - ピーチさん» 一番右の☆を連打しながら、気長にお待ちしております!! (2017年9月21日 18時) (
レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - ＊初夏sora＊さん» ありがとうございます！中々更新出来ず、お待たせばかりしていてごめんなさい(T_T) ボチボチして行くので待っててください！ (2017年9月21日 17時) (レス) id: 2db09af85d (このIDを非表示/違反報告)
＊初夏sora＊(プロフ) - ご自分のペースで構いませんので、お体に気を付けて更新頑張ってください！楽しみにお待ちしてます。 (2017年9月14日 18時) (レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 終わりなら終わりとかいてください (2017年9月5日 16時) (レス) id: af17b70f51 (このIDを非表示/違反報告)
きのーご。(プロフ) - え、終わりですか？(TT) (2017年7月19日 19時) (レス) id: 12ff2cfc6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年12月6日 21時
