本命は… ページ26
「さ〜すが！ナミだなぁ…完璧なノートの取り方だわ〜」
結局、あの後 昼休みまで爆睡した私に、ランチを3日間奢ると言う約束で ナミが授業ノートを貸してくれた。
そのノートをペラペラと捲って感心しながら家までの帰り道を歩いていたら
「ナナシちゃん？」
ふいに声を掛けられて、振り返ると そこにいたのは、昨日会ったばかりの あの女の子が可愛い笑顔を浮かべて立っていた。
「あ…。コアラさん…」
「また会えるなんて奇遇だねっ？」
コアラさんは、少し首を横に傾けながら、うふふっと可愛いらしく笑う。
そして、彼女の隣には もう一人立っていて、私は不覚にも、その人に目を奪われてしまった。
なんて…綺麗な人…。
優雅にコアラさんの隣で微笑む女性は、女優さんかな？なんて見間違うくらい綺麗な人だった。
こんな場所で立ち話しもなんだから…なんてコアラさんが言い出して、私は否応なしに近くのカフェに連れて行かれ…
自分の目の前に座る2人の美女に居心地の悪さを感じていた。
そして、コアラさんの隣にいたのは、彼女の先輩で考古学者の、ニコ，ロビンさん。
私もその名前は、よく知っていた。
少し前に、誰にも解明出来なかった古代遺跡に書かれていた文字を解読したとかで、また、その美貌も兼ね合ってマスコミを賑わしていた人だ。
そして、コアラさんは そんなロビンさんの助手の仕事をしていると言うのだから驚きだった。
「私の事を知っていてくれたなんて、嬉しいわ」
ロビンさんは、ティーカップ片手にフフッと微笑んだ。
「しっ知らない人なんていないと思います！」
興奮気味に言った私を、コアラさんもニコニコしながら見つめていた。
そして…
「あのね、私が昨日 私に会った事をサボ君に内緒にしてって言ったのは…ロビンさんの事があったからなの」
「コアラ…！」
コアラさんの次の言葉を制止するかのように、ロビンさんが、彼女の名前を呼んだ。
「ロビンさん…」
コアラさんが、ロビンさんを見上げる様に見つめると、彼女は顔を横に振った。
もしかしたら…
2人の表情を見ながら、自分の心にモヤモヤとした気持ちが湧いて出て…
その気持ちを確かめずにはいられなくて…
テーブルの下の手で制服のスカートを握りしめた。
「もしかして…ロビンさんが、サボの前の彼女だったりして？」
冗談の様に明るく言った、私の言葉にメロンソーダを飲んでいた、コアラさんが咽せた。
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＊初夏sora＊(プロフ) - ピーチさん» 一番右の☆を連打しながら、気長にお待ちしております!! (2017年9月21日 18時) (
レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - ＊初夏sora＊さん» ありがとうございます！中々更新出来ず、お待たせばかりしていてごめんなさい(T_T) ボチボチして行くので待っててください！ (2017年9月21日 17時) (レス) id: 2db09af85d (このIDを非表示/違反報告)
＊初夏sora＊(プロフ) - ご自分のペースで構いませんので、お体に気を付けて更新頑張ってください！楽しみにお待ちしてます。 (2017年9月14日 18時) (レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 終わりなら終わりとかいてください (2017年9月5日 16時) (レス) id: af17b70f51 (このIDを非表示/違反報告)
きのーご。(プロフ) - え、終わりですか？(TT) (2017年7月19日 19時) (レス) id: 12ff2cfc6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年12月6日 21時
