要件人間 ページ3
厄日と言うのは、今日みたいな日の事を言うのだろうか…
家に帰った、私は自分の部屋に直行すると ブワッと制服を脱ぎ捨てて、普段着に着替えた。
ピンクのパーカーに、黒のスキニーパンツ。
ベッドに横になりながら、スマホをチェックすると、新しい友達に
サボって名前が入っていた。
即効でブロックしてやろう なんて思った瞬間
スマホが鳴り出して、相手の名前も見ずに電話に出てしまった。
『あ、もしもしナナシ？おれだけど』
ウゲッ…
電話出ちゃったよ…
まあ、適当に話ししてから、あの話し、断ればいっか…
そう思って、愛想なく返事をしてみる
「あ〜…うん」
『明日、学校終わったらさ、あんたの学校まで迎えに行くから！ちゃんと待ってろよ？』
「ふぁっ！？」
『ハハハ！何、変な声出してんだよ？一応おれ達、恋人同士なんだから、一緒に帰ったりするのは当然じゃねェの？』
「いやっ！だからっその話しは無かった…『じゃあ！また、明日なっ！』
「ちょっと！待ってよ！あたし、あんたとはっ…『ブツッ…』
へ？
電話切られたよ…
「何なのよ！この要件人間！」
ベッドの上に立ち上がって叫んでから、わたはスマホを枕に向かって投げつけた。
それにしても…アイツ、私の学校に迎えに来るって言ったけど…
本当に来る気なのかな…？
だったら、明日…本人に会った時に断ればいっか…
そう思って、スマホを机の上に置いた。
そして…翌日
私が、彼氏と別れたってのは…早くもクラス中に広まっていて…
しかも…
「新しい彼女隣の女子高の子なんだって？」
昼休み、親友のナミとお弁当を食べていると、彼女が決心したように聞いてきた。
「そんな事まで…もう皆の耳に入ってんの…？」
重苦しい溜息を吐いてからナミを見ると
彼女は、コクンと頷いた。
「あいつさあ…あたしと別れた後、速攻で新しい彼女とデートしてた…」
ポツリと呟くと
「そんな男、早く忘れちゃいなさい？」
って、ナミは私の頭を撫でながら言った。
「うん、でも…やっぱりスッゴい好きだったんだよね…」
私の言葉に、ナミは眉を下げた
「あたしの初めてを全部捧げちゃうくらい…大好きだったし…」
色々な事を思い出したら、また涙が込み上げてきた。
あいつが同じクラスじゃなかっただけ幸いだ…
「今日、カラオケ行こっか？」
ニッコリ笑いながら、ナミが言って
昨日の電話の事を、すっかり忘れていた私は…
「うん！」
なんて、頷いてしまった。
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＊初夏sora＊(プロフ) - ピーチさん» 一番右の☆を連打しながら、気長にお待ちしております!! (2017年9月21日 18時) (
レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - ＊初夏sora＊さん» ありがとうございます！中々更新出来ず、お待たせばかりしていてごめんなさい(T_T) ボチボチして行くので待っててください！ (2017年9月21日 17時) (レス) id: 2db09af85d (このIDを非表示/違反報告)
＊初夏sora＊(プロフ) - ご自分のペースで構いませんので、お体に気を付けて更新頑張ってください！楽しみにお待ちしてます。 (2017年9月14日 18時) (レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 終わりなら終わりとかいてください (2017年9月5日 16時) (レス) id: af17b70f51 (このIDを非表示/違反報告)
きのーご。(プロフ) - え、終わりですか？(TT) (2017年7月19日 19時) (レス) id: 12ff2cfc6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年12月6日 21時
