ゲームセンター。 ページ12
“正門の前に、超イケメンがいる！”
そんな、女子達の騒ぎに ざわつきながら正門の外に出ると…
「よっ！ナナシ！」
爽やかな笑顔を向けながら、サボが私に片手を挙げた。
冷ややかな女子達の視線を背中や横顔に浴びながら、引き攣った笑顔をサボに向ける。
「今日も…来たんですか？」
「来ちゃァ悪りィかよ？」
「…部活とかしてないんですか？」
「ん？3年だし部活は、引退したんだ…それに、彼女を迎えに来るのは、彼氏として、当然だろ？」
「…」
こっちの都合ってのを考えない要件人間のサボは、当たり前だと言うような顔をして 私を見つめた。
周りの視線が痛すぎて…私は、彼を無視するように歩き出すと そんな私の後ろをサボが追い掛ける様に歩き出す。
「どっか行きたい所とかある？」
肩を並べて歩き出したサボは、爽やか笑顔を見せて聞いてくる。
「別に…無いけど」
そんな事…急に言われても困るよ…
「じゃ、おれに任せてくれる？」
私の手を、慣れたように握ると サボはどこかに向かって歩き出した。
「どこ行くの？」
「いいから、おれに着いてきて？」
私の手を引いた サボは振り返ると、相変わらずの…爽やかな笑顔を見せた。
サボに連れてこられた場所は、最近オープンしたばかりの、ゲームセンター。
自動ドアを通って入った先には、学校帰りの高校生とかで、ごった返していた。
「ゲーセンとか、よく来るの？」
「えっなに？」
賑やかな音が鳴り響く室内では、お互いの声も良く聞こえず、自然と体が近寄る。
サボは、耳を私の顔に近づけながら
「悪りィ！聞こえなかった、もう1回言ってくれるか？」
近づいた、サボから、ふんわりと良い香りが漂う。
それは、少し大人っぽい香りの香水の匂い
そう言えば…アイツも、コロンを着けてたっけ…
こんな、高級そうな香りじゃなかったけど…
あの、シトラス系の香り大好きだったなぁ。
「だから、さっき何て言ったんだよ？」
少し不満そうな表情を浮かべて、サボが再び聞いてきた。
「あ…えっとゲーセンには、良く来るの？」
「時々ルフィと遊びに来るぐらいだよ」
そう言ってから「こっち来て」と、言いながら、また私の手を引いた。
「これ！一緒にやろうぜ？」
嬉しそうに、サボが指さしたのは
「マリオカート？」
「おう」
「悪いけど、あたし…コレで人に負けた事無いよ？」
私のドヤ顔に、サボは 「へェ…おれもなんだよね」って、ニヤリと笑った。
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＊初夏sora＊(プロフ) - ピーチさん» 一番右の☆を連打しながら、気長にお待ちしております!! (2017年9月21日 18時) (
レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - ＊初夏sora＊さん» ありがとうございます！中々更新出来ず、お待たせばかりしていてごめんなさい(T_T) ボチボチして行くので待っててください！ (2017年9月21日 17時) (レス) id: 2db09af85d (このIDを非表示/違反報告)
＊初夏sora＊(プロフ) - ご自分のペースで構いませんので、お体に気を付けて更新頑張ってください！楽しみにお待ちしてます。 (2017年9月14日 18時) (レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 終わりなら終わりとかいてください (2017年9月5日 16時) (レス) id: af17b70f51 (このIDを非表示/違反報告)
きのーご。(プロフ) - え、終わりですか？(TT) (2017年7月19日 19時) (レス) id: 12ff2cfc6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年12月6日 21時
