試してみれば？ ページ11
「おはよう〜」「「おは〜ナナシ〜」」
友達に、手を振りながら 教室に入った途端。
「ちょっと！ナナシ〜話し…聞かせてもらうわよ？」
いきなり目の前に、美少女が現れる。
「ナミ…おはよ？」
「ナミ、おはよ…じゃないわよ！昨日の、アレは何なの！？」
腰に手を当てながら、ナミはプリプリと怒っている。
そういや…昨日、ナミからラインが届いてたっけな…
「ラインも無視したでしょう？」
フニッと、ナミが私の頬を抓った。
「いひゃいっごめんなひゃい！ナミひゃん！許るふぃてっ！」
「もう！」なんて言いながら、ナミが手を離してくれて、私は自分の席に座った。
ナミは、私の前の席の椅子に座ると まるで 尋問をする警察のように、昨日の事を問い詰め始めた。
「………て言う訳で、別に付き合ってなんかいないんだってば」
サボとの事を、事細かに話すと ナミは頬杖を突きながら“なるほどねぇ〜”なんて、妙に納得しながら聞いていた。
「だから…今度会ったら、本当に！きちんと断ろうと思って、だって！何だかバカにしてない？
お試し恋愛だとか！恋愛はゲームじゃないってェの！」
「本当に断れる？」
長い睫毛をパチパチとさせて、ナミは大きな瞳で私を見つめた。
「うん…多分」
私の答えに、ナミは呆れたように溜息を吐いて、それから 少しだけ首を傾げると
「あたしは…やってみるべきだと思うな？」
ニコッと笑顔を見せながら言った。
「はい？」
「試してみればって言ってんの」
「えぇ〜！何でよっ？」
「ルフィの兄貴だし、とりあえず、悪い奴じゃないのは確かでしょ？」
「そりゃあね…でもさあ〜」
「元カレは、新しい女とラブラブワールド全開なんでしょ？そんなの見せつけられて悔しく無いのっ！？」
ドン！とナミが拳で机を叩いた。
「そりゃあ…悔しいけど」
「だったら！例え、お試しでもっ！恋愛は恋愛！このチャンスを逃しちゃダメッ！」
ナミの瞳が、メラメラと燃えているのは、気のせい？
私は、ナミの迫力にゴクンと生唾を飲み込んだ。
「それに」
ニヤッとナミが笑う。
「え？」
「サボなら、あんたの元カレなんかより ずっと！イケメンだしね」
「…それに反論出来無いけど…なんか…ちょっと傷付く…」
口を尖らせた私に、ナミは うふふっと笑った。
「そうだ！ね？今度の土曜日、あたし達とWデートしましょ？」
「は？」
「断る…なんて事…しないわよねぇ〜？」
ナミの悪笑みに、私は頷くしか無かった…
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＊初夏sora＊(プロフ) - ピーチさん» 一番右の☆を連打しながら、気長にお待ちしております!! (2017年9月21日 18時) (
レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - ＊初夏sora＊さん» ありがとうございます！中々更新出来ず、お待たせばかりしていてごめんなさい(T_T) ボチボチして行くので待っててください！ (2017年9月21日 17時) (レス) id: 2db09af85d (このIDを非表示/違反報告)
＊初夏sora＊(プロフ) - ご自分のペースで構いませんので、お体に気を付けて更新頑張ってください！楽しみにお待ちしてます。 (2017年9月14日 18時) (レス) id: a5cdd38978 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 終わりなら終わりとかいてください (2017年9月5日 16時) (レス) id: af17b70f51 (このIDを非表示/違反報告)
きのーご。(プロフ) - え、終わりですか？(TT) (2017年7月19日 19時) (レス) id: 12ff2cfc6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年12月6日 21時
