甘く囁いて ※ドSロー リクエスト ページ44
「なァ？ナナシ…」
「…っ！」
海を眺めていた、私の背後から耳を擽るような甘い声が聞こえた。
振り向くと、すぐ傍にローの顔が迫っている。
「いっいきなり声をかけないでよ！びっくりするでしょっ？」
あたふたする、私を見ると ローは それを楽しむように、ニヤリと笑った。
「お前の弱点は、耳だったよなァ？」
ローは、更に私の耳に口を近付けると そう囁いた。
彼の甘くてセクシーな声に、腰が抜けそうになる、私の弱点は耳だけじゃなくて…
ローの声に、かなり弱い…
「どうしたァ？まだ何もしてねェのに…既に体に力が入ってねェみたいだなァ…」
ローの腕が、私の腰に回されて そのまま彼の体の方へと引き寄せられた。
「そっ…そんな事ないからっ！」
「そうかァ？じゃあ…なんで1人で立ってられねェんだ？」
「うっ…」
ローの声で、腰が抜けてしまった私は ローの体にもたれ掛かるかのように立っていたのだ。
「本当に、からかいがいがあるよなァ？お前の耳は…」
耳、スレスレに唇を寄せられて囁かれる ローの激甘ボイスは…
脳内を刺激して、体中の血液を沸騰させるんじゃないか？って、くらいの破壊力がある。
「そんなっ…近くで…話さないでっ！」
耳を隠そうとした、私の手をローが抑えた。
「なに隠そうとしてんだァ？んな事されたら…面白みが無くなるだろうが」
「だって…」
「だってじゃねェ…」
「じゃあ…耳の近くで話さないで…？」
「おれに命令するな」
「命令じゃなくて…お願いでも…？」
「お願い？お願いしてェなら、それなりのお願いの仕方があるだろ？それを見せてくれりゃァ考えてやっても良い」
「それなりって…」
「わからねェなら…このまま…」
そう言ったかと思うと、ローは私の耳朶を唇で挟むように噛んだ。
「ひゃっ…！」
「今さら…もうお願いなんて必要ねェだろうが…」
「ローの意地悪…」
弱点である耳と、彼の声で弄られた私の体は完全に力が抜けてしまっていた。
「もう抵抗する力も残ってねェみたいだなァ？」
「…うぅっ」
クタリとした、私の体をローが抱き上げる。
「ナナシ… 少しは体力残っているだろうなァ？じゃねェと…この後のお楽しみの時間が減るだろ？」
腕の中に抱かれたまま、彼の顔を見上げると
グレー色のローの瞳が妖艶に光った。
ローの声は…私を動けなくする麻酔だ…
この先も、私は彼の麻酔に酔わされる…
2016 12,2
ハピクリ？ サボ 現パロ リクエスト→←酔っ払いさんは寂しがり屋 ロー リクエスト
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ピーチ(プロフ) - ノアさん» キュンキュンして貰えて良かったです！これからもよろしくお願いします！ (2017年1月9日 22時) (
レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - しょうこさん» はい、わたしも同じでふ(//∇//) (2017年1月9日 22時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - 初夏LaLa@君恋さん» リクありがとうございます！続編へ移行しての、お話しになってしまいますが…しばしお待ち下さいね(>_<)ゞ (2017年1月9日 22時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ありがとうございます！すごく嬉しいです！きゅんきゅんしちゃいました！ (2017年1月8日 21時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
初夏LaLa@君恋(プロフ) - リクエストでスモーカーで喧嘩お願いします！ (2017年1月8日 20時) (レス) id: 56d8191c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年10月13日 19時
