キミとポッキー！ コラソン リクエスト ページ22
今日は、ナナシの誕生日だ。
それなのに…アイツはソレを忘れている。
しっかりしてそうに見えて…何処か抜けてんだよなァ
って…ドジッ子のおれが言えた義理でも無いか
“トントン”
ベビー5と遊んでいたナナシの肩を突っつく。
「きゃ！またコラさんがナナシさんにちょっかい出そうとしてる〜若様に言っちゃお！」
きゃっきゃっとベビー5が騒いで、ナナシがそれを静止する。
「もおっ！ナナシさんてば、どうしてドジッ子なコラさんのどこが好きなの？若様の方が強いしカッコイイじゃない！？」
頬を膨らませるベビー5の耳にナナシは口に人差し指を当てながら何やら囁いた。
顔を真っ赤にさせ、口を抑えるベビー5
ナナシ…アイツに何を話したんだ…？
ナナシの手を取って、自分の部屋に連れて行く。
「ロシ−？どうしたの？」
「今日は、お前の誕生日だろ…？」
「ロシー覚えててくれたの…？」
「忘れる訳ねェ…忘れる事なんて出来る訳無いだろ」
ナナシの体を引き寄せながら、ポケットにそっと忍ばせていたネックレスを取り出した。
二つのハートのチャームが付いたネックレス。
「誕生日おめでとうナナシ」
「ありがとう…凄く嬉しい！」
照れくさそうに笑う彼女は、正直可愛くて堪らない。
理性を保つのが必死なくらいだ。
そんな おれにナナシは まるで煽るかのように衝撃的な提案をした。
「ねェ？ロシー、お誕生日のお願い聞いて貰って良い？」
「もちろんだぞ！言ってみろ？」
「じゃあこれ…一緒に食べよ？」
「うん？それは…菓子か？」
「そうよ、ポッキーって言うお菓子！」
ナナシは、チョコが半分以上ついた細長いスティック状の菓子を１本取り出す。
１本？2人で食うのに？
首を傾げるおれに、ナナシはポッキーの先を咥えてから、おれの方へ顔を向けた。
「な…？」
「ロシーは、反対側から食べるのよ？」
「ふぁっ！？」
コイツが変な事言うから、思わずマヌケな声が出ちまった…
「ゲームの始まりよ？折れないように上手に食べるの」
艶ぽく笑う彼女の表情にドキンと胸が跳ねて、ゴクリと生唾を呑んだ。
突き出すように差し出されたポッキーを咥えた。
近けェ！ナナシの綺麗な顔も長い睫毛も…すぐ目の前じゃねェか！？
心臓が煩すぎて…彼女に聞こえちまいそうだ
そんなおれを余所に、ポキポキと食べるナナシ
「っ！」
気が付けば、お互いの鼻先がくっついていた。
チュッ
キスしたナナシの小悪魔笑顔は一生忘れないだろう…
2016 11,5
ツンでもデレでも。ロー リクエスト→←ポッキーゲーム？ ロー リクエスト
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ピーチ(プロフ) - ノアさん» キュンキュンして貰えて良かったです！これからもよろしくお願いします！ (2017年1月9日 22時) (
レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - しょうこさん» はい、わたしも同じでふ(//∇//) (2017年1月9日 22時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - 初夏LaLa@君恋さん» リクありがとうございます！続編へ移行しての、お話しになってしまいますが…しばしお待ち下さいね(>_<)ゞ (2017年1月9日 22時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ありがとうございます！すごく嬉しいです！きゅんきゅんしちゃいました！ (2017年1月8日 21時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
初夏LaLa@君恋(プロフ) - リクエストでスモーカーで喧嘩お願いします！ (2017年1月8日 20時) (レス) id: 56d8191c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年10月13日 19時
