参謀総長は意地悪です。 ページ3
「ナナシ 今日からの任務は、おれと一緒に同行しろ」
企みに満ちた声が背後からして、手に持っていたスプーンが床に落ちた。
ギギギと顔を、声の方へ向ければニヤッと黒笑みを浮かべて腕組みをしながら立っている、サボさんの姿があった。
「なっなんでっ？あたしが同行しなきゃならないんですかっ？サボさんの相棒はコアラちゃんとハックさんの筈ではっ？」
足をｶﾞｸﾌﾞﾙさせながら なんとか彼との同行を逃れようと言って見ると
「決定事項だ」
ズイッと顔を私に近づけて、サボさんは言うと
「嫌…なんて、言わねェよなァ？」
ニタッと悪笑みをこぼした。
その笑みに背筋が凍りつく、もう、嫌な予感しかしない…
そして、その予感は見事的中した。
「あの〜…」
「ん−？」
「任務って、仰いましたよねえ…？」
「あァ、言った」
ドヤ顔で振り向くサボさんに、私は眉間に皺を寄せながら詰め寄る。
「この店のどこに大事な任務があるんですかっ！？どう見てもっ…女性用のセクシーランジェリーショップですけど！？」
「だから、この店を調査してんだろ？」
当たり前とでも言うような顔のサボさん。
「ここに…重要な武器の密輸倉庫でもあるんですか…？それとも…もっと重要な何かが…？」
ヒソヒソ声で、サボさんに耳打ちをするように言うと、彼はいきなり私の肩に腕を回すと グイッと自分の方へと、私の体を近づけた、
「ひっ…！」
驚いて小さく悲鳴を上げると
「あァ…その通りだ、ここには ある人物に通じる重要な物件がある…それを、今日 ナナシ お前と調べたい」
私の耳ぎりぎりに口を寄せてサボさんが喋るから、私の体は否応なしにゾクッとしてしまう。
「なっ何から調べますか…？倉庫に潜入しますか…？」
「いや…倉庫は関係ねェ…まずは試着室だ…」
「試着室？まさか…そこに隠し扉が…？」
「いいから…黙ってついてこい」
サボさんが連れて来たのは、店内でも視角になる試着室だ。
「ここに…隠し扉があるんですね…？」
試着室の扉を開けて中へと入る、私の後に続いてサボさんも入る。
ガチャリと扉が閉まるのと同時に、サボさんが
私の両腕を掴むと、頭の上で押さえられた。
「んなっ…！？」
慌てふためく私を見て、サボさんは悪笑みを浮かべて、顔を近づけてきた。
「お前の悪い所は、すぐ欺されやすいって所だ、まァ…その方が、おれにとっちゃァ都合が良いけどな？」
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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ピーチ(プロフ) - ノアさん» キュンキュンして貰えて良かったです！これからもよろしくお願いします！ (2017年1月9日 22時) (
レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - しょうこさん» はい、わたしも同じでふ(//∇//) (2017年1月9日 22時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - 初夏LaLa@君恋さん» リクありがとうございます！続編へ移行しての、お話しになってしまいますが…しばしお待ち下さいね(>_<)ゞ (2017年1月9日 22時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ありがとうございます！すごく嬉しいです！きゅんきゅんしちゃいました！ (2017年1月8日 21時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
初夏LaLa@君恋(プロフ) - リクエストでスモーカーで喧嘩お願いします！ (2017年1月8日 20時) (レス) id: 56d8191c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年10月13日 19時
