ケンカするほど仲が良い2。エースリクエスト ページ14
「そんな、甘い言葉に騙されません…あたし達は、今日から隊長と隊員です。恋人ではありませんから、ね？“エース隊長”？」
そんな、私の言葉にエースは、髪の毛をグシャグシャとしながら、“あのなァ…”と溜息をついた。
簡単に浮気を許しはいけないのだ。
それに、浮気をする男は何度も繰り返すって 死んだ、お婆ちゃんが言ってたし！
「イメルダには、前からずっと言い寄られていたんだよ…」
「あーそうですか？自慢ですか？」
「ちゃんと、おれの話しを聞けって！」
私は、ジト目でエースを見つめる。
「アイツは、今日 この船を降りるんだ」
「…」
イメルダが、船を降りる…？
「信じられねェか？」
「そう言う訳じゃ…」
「最後に、船での思い出が欲しいから抱きしめて欲しいって、泣いて頼まれたんだよ」
「…」
「じゃねェと、ナナシに嫌がらせしてやるって言うからよォ…」
エースは、顔を赤らめると それを隠すように手で顔を覆った。
「それでも…あたしは…やっぱりショックだった。自分の恋人が、他の女の子を抱きしめてるの見るのは…死ぬくらい嫌だ…」
「…っ！」
私の体を強引にエースが引き寄せて抱き締めた。
「んな事言われたら…お前の事、もっと好きになっちまうだろ…！？」
「う゛ェェ〜ン エースゥ〜！」
エースの厚くて逞しい胸に顔を埋めて、私は泣いた。
「ごめんな？もう何があっても、同じ事は絶対しねェから…」
「う゛ん…」
「でさ？おれ達は…まだ恋人か？それとも…」
私の涙を優しく拭きながら、エースがいたずらっ子のように笑った。
「寄りを戻した恋人…」
「そっか、なら良かったぜ！」
エースが嬉しそうに、ニッコリ笑う。
「本当に、あたし以外の女の子 抱き締めちゃ嫌だよ？てか、それ以上の事も…」
「ナナシ以外の女に、んな事しても少しも興奮しねェし、その前にそんな気も起こらねェよ」
私の額をエースが、コツンと小突いた。
「約束だよ？」
「おれは、昔から約束だけは必ず守る質なんだよ、ナナシとの約束なら余計にだけどな！」
私の頬を撫でた、エースの指が私の口唇に触れて、そのまま口唇を彼に奪われた。
『ケンカするほど仲が良いとは、よく言ったもんだよい、なァ？親父』
『グラララ！若けェってェのはァ良いもんだァなァ』
って、マルコ隊長の声と、白ひげ父さんの楽しそうな笑い声が遠くで聞こえたような気がした。
2016 10,26
酔っ払いさんは甘えんぼ。コラソン リクエスト→←ケンカするほど仲が良い。エース リクエスト
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ピーチ(プロフ) - ノアさん» キュンキュンして貰えて良かったです！これからもよろしくお願いします！ (2017年1月9日 22時) (
レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - しょうこさん» はい、わたしも同じでふ(//∇//) (2017年1月9日 22時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - 初夏LaLa@君恋さん» リクありがとうございます！続編へ移行しての、お話しになってしまいますが…しばしお待ち下さいね(>_<)ゞ (2017年1月9日 22時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ありがとうございます！すごく嬉しいです！きゅんきゅんしちゃいました！ (2017年1月8日 21時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
初夏LaLa@君恋(プロフ) - リクエストでスモーカーで喧嘩お願いします！ (2017年1月8日 20時) (レス) id: 56d8191c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年10月13日 19時
