歪んだシルクハット 前編 ※ヤンデレサボ リクエスト ページ11
「ねえ？ハック ナナシの姿を最近見ないけど、任務に出ているのかな？」
「いや…そんな話しは聞いてないぞ」
「そお？でんでん虫鳴らしても全く連絡取れないのよね…」
コアラは、腕組みをしながら心配そうに溜息を吐いた。
バディを組んでいるサボは、ドラゴンの言い付けで、昨日から基地を留守にしている。
「サボ君に聞いても…知るわけないわよね…」
かけようとしたでんでん虫を、コアラはポケットにしまい込んだ。
コアラは、ふと考え込む。
そう言えば…ナナシが居なくなった同時期から、サボの様子もおかしい。
やっぱり、サボは何かを知っているのかも…
再び、でんでん虫を取り出したコアラは、また考えこんだ。
あの男は、気が向いた時にしかでんでん虫に出ない
しかも、こちらの話しを聞かず 自分の要件しか言わない、要件人間だ。
「こうなったら…調べるしかないわね！」
フンッ！と鼻息荒く コアラは、こっそりサボの部屋へと向かった。
サボの部屋に入るのは初めてで、コアラは幾分胸が高鳴った。
部屋には鍵が掛かっていたが、コアラも潜入のプロだ、サボの部屋の鍵をいとも簡単に開けると、部屋の中へと踏み込んだ。
薄暗い部屋の机の上には雑然と書類や書物が積まれていて、手配書が床に散らばっていた。
壁には、サボの兄弟である エースとルフィの手配書が綺麗に張られている。
壁に備えられた本棚の隙間から、小さな光が差し込んで、一筋の光が出来ているのをコアラは見つけた。
そこに手をかざすと、微かに風を感じる
「もしかして…」
本棚を押すと、ギィ…と音を立てて微妙に動いたのだ、更に力を入れて押すと本棚が回転するように動いた。
「…！」
なんと、本棚の奥には、もう一つ部屋が造られていたのだ。
綺麗に片付けられた部屋の真ん中には、天蓋付のベッドが置かれていた。
薄い白のレースカーテンが掛けられていて、そこに誰か人のような物が寝ているような影が見えた。
ごくりと唾を飲み込みながら、コアラはそのベッドに近づいた。
ドキドキする胸を抑えながら、カーテンを開くと…
「ナナシ…！？」
真っ白なシーツの上には血のように赤いバラの花びらが散らばっていて、その真ん中に白いワンピースを着て、足枷を着けられた ナナシが眠っていたのだ。
「嘘でしょ…？」
目眩がして、倒れてしまいそうな体をなんとか保ちながら、コアラはナナシの顔にそっと手を添えた。
小さく声をかけると、ナナシの目がうっすらと開いた。
歪んだシルクハット 後半※ヤンデレサボ リクエスト→←病んだ彼のデレ症状。学パロ ※ヤンデレロー リクエスト
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ピーチ(プロフ) - ノアさん» キュンキュンして貰えて良かったです！これからもよろしくお願いします！ (2017年1月9日 22時) (
レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - しょうこさん» はい、わたしも同じでふ(//∇//) (2017年1月9日 22時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - 初夏LaLa@君恋さん» リクありがとうございます！続編へ移行しての、お話しになってしまいますが…しばしお待ち下さいね(>_<)ゞ (2017年1月9日 22時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ありがとうございます！すごく嬉しいです！きゅんきゅんしちゃいました！ (2017年1月8日 21時) (レス) id: 3d46bfde5a (このIDを非表示/違反報告)
初夏LaLa@君恋(プロフ) - リクエストでスモーカーで喧嘩お願いします！ (2017年1月8日 20時) (レス) id: 56d8191c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーチ | 作成日時：2016年10月13日 19時
