知っている事 ページ32
｢…えっと…｣
ここで未来の事は話せない。原作に支障が出たら困るからだ。…まぁ、原作と言ってもここの世界には作者がいない。私が来ている事で何かが変わったルートになってる可能性もある。現に爆豪勝己がヴィランに攫われるシーンは1回しか私は見ていない。
…ただ、ここからまた私の知る原作に話が戻っていくのであれば私は変に動かない方が良い。動くと言うことは未来が変わるということ、そして…未来が変わる事でもしかしたらなんらかの犠牲者が出る可能性もある。ここは…そういう世界だ。
｢…ここの世界は、私の世界では漫画になってるって言いましたよね。それ、主人公はデ…緑谷くんなんです。｣
｢なんと！緑谷少年が…！｣
｢なので基本知ってる事は緑谷くんの周りの出来事と、緑谷くんの心情です。読んだのは……ちょうど、オールフォーワンとの戦いが終わった所です。｣
これでいい。今後は余計な事を話さないよう慎重に話さないとな…
すると相澤先生は｢そうか｣と呟き、｢奴との戦いはつい先週終わっている。時系列で追うとお前の記憶と同じ位だろう｣と伝えられた。
まだまだそこか…先は長いな…。
すると、次は根津校長が口を開く。
｢ちなみに個性の予知は発動条件とか分かるのかい？｣
｢…発動…条件｣
｢君の個性はとても強い。それこそヴィランが欲しい個性だと思うのさ。だから寮で生活し、授業もヒーロー科で学ぶといい。バックアップはこちらで全部やるのさ！
…ただ、その為には自分の個性をしっかり知っておく必要があるのさ｣
確かにそうだ…うう、なんだか至れり尽くせりで申し訳ない…。
｢…爆豪の未来を予知したんだろう？予知する前に何かしなかったのか｣
相澤先生の問いにうーーん、と考える。
確かあの時は…黒霧を見て笑う勝己と離れたくなくて泣いた私を抱きしめてくれて…
……つまり？ハグが発動条件…？
急にボッと赤面した私に怪訝な顔をする相澤先生。…そして、何か思ったのか頭を抱えて口を開く。
｢…そんなに言いづらい内容の事をしてたのか｣
いやそんな大した事でも無い…！！変に勘ぐられるならすんなり言った方がマシか！！
｢違いますハグです…多分｣
｢…ちなみにどっちからだ｣
｢かつ……爆豪くんからです｣
｢……ほぉ｣
あの爆豪から、ねぇ…とニヤついた相澤先生がこちらを見てくる。なんだこの時間は！！しんどい！！！！
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恵理(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます！他のキャラ達とも早く絡ませたいので頑張ります！！ (2020年6月27日 23時) (
レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっさよきですね！ちょっとケチャップ吐きすぎて辛いですっ！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年6月27日 22時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - ぴぴさん» 私がされたい事をふんだんに詰めているので、共感して貰えるのは本当に嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年6月26日 14時) (レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - ｳｸﾞｰｰｰｯｯ…!!!にやけながら肩に手回してチャン付けはズルくないっすか…!!?!?!かっちゃんらしさが全面に出てて大好きです…!!! (2020年6月26日 8時) (レス) id: 909b62f354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2020年4月16日 21時
