話し合い ページ30
そして、ソファーに座る根津校長の前に居たのは…
｢つ…塚内さん…！？｣
まさか警察も居るとは…
なんだろう、なんとなく警察がいると身構えない？いや、勿論別にやましいことなんもないんだけどさ！！
｢やはり知っていたか。イレイザー、彼女に僕の事は？｣
｢…知らせていません｣
｢興味深い。警察としても昨日君の事を洗いざらい調べさせてもらったけど面白いくらいに身元について何も出てこないんだ。あの死柄木達でさえも名前を割り出した、優秀な部下達がいるにも関わらずね。｣
淡々と目の前で話され、相澤先生と共にソファーに座る様促される。…なるほど、とりあえずこの4人で話し合いは進んでいく訳ね。
｢君の事は昨日イレイザーから聞いてる。こちらで調べた事や今僕の名前をすんなり言えた事で信憑性も増した。…次は、こちらからいくつか質問をしてもいいだろうか｢わーーたーーしーーがーー遅れて来た！！｣
いきなり扉がガッと空いて、聞き覚えのある声と共に画風の違う男性が来たと思ったのも束の間、直ぐにボフッと煙が出て痩せ細った姿になってこちらに来た。
｢オ、オールマイト…！？｣
｢やぁトリップ少女！塚内くんも久しぶりだな！校長、相澤くん、遅れてすみません！｣
な、生で見ると本当にびっくりするなこの変身シーン…
ポカーンとそう思っていると、んんっと咳払いをした塚内さんが仕切り直す様にまた口を開いた。
｢…まず、黒霧の煙で爆豪くんが自分の部屋に来て、再度出た煙からこちらに来たみたいだが…出た事に対して心当たりは？｣
｢うーん…まずここと私の世界は次元が違いますし…心当たりは一切ないです。出た場所は正確にはお風呂で、時間とかも決まってなくて…元に戻る時はまた普通にお湯を沸かしたら出ました。｣
｢そう…つまり、そちらからこちらに来る際には君がモヤを作ったと？｣
｢……まぁ、そうなりますけど。急にかつ…爆豪くんの出てなかった個性がまた出始めたので、その場の思いつきです。毎回お風呂で出てた訳じゃないのでその理由は分かりません｣
薄々感じては居たが、身元不明=敵とも味方とも言えないこの状況。簡単に言えばヴィランだと疑われているのだろう。
昨日は夜も遅いし、かっちゃんも素直だった(私と居ても何も言わなかった)し、私も抵抗なく一般市民の反応だった為様子見をしたって所かな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
恵理(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます！他のキャラ達とも早く絡ませたいので頑張ります！！ (2020年6月27日 23時) (
レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっさよきですね！ちょっとケチャップ吐きすぎて辛いですっ！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年6月27日 22時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - ぴぴさん» 私がされたい事をふんだんに詰めているので、共感して貰えるのは本当に嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年6月26日 14時) (レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - ｳｸﾞｰｰｰｯｯ…!!!にやけながら肩に手回してチャン付けはズルくないっすか…!!?!?!かっちゃんらしさが全面に出てて大好きです…!!! (2020年6月26日 8時) (レス) id: 909b62f354 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えり | 作成日時：2020年4月16日 21時
