お盛ん ページ24
｢え、それだけ？｣
｢あ？他に何があんだ｣
よく見ると既に先程までのガチおこな雰囲気はない。
｢いやめちゃくちゃ怒って追いかけて来た割にはすんなり解放されたなと思って｣
｢それはてめェが逃げるからだろーが！｣
いやまあ…そうか…
別に私は勝己に好かれている訳ではない(嫌われても無いと思いたい)し、好かれる要素も無い。むしろあの爆豪勝己が私みたいなモブ女に落ちるとか解釈違い()
だから、そんな怒る事でも無いと思ったんだけど…
うーん？と腑に落ちない私に勝己は気づいたのか舌打ちをして更に話す。
｢…Aはそこらのモブ共とはちげェだろ｣
｢えっ何ヤダ急に私はモブよ｣
｢俺らの事全部知ってんだろーが！｣
｢…あー…｣
なるほど、そういう事か…
かっちゃんは勿論、焦凍も…ヒロアカの皆の個性とか性格とか今までやってきた事とかの
�狒瓦討鮹里觧筬瓩�焦凍より勝己を選んだと思った事でムカついてたって事ね…
｢…ンな女が半分野郎が良いなんざ抜かしてんだ、気分悪くなんだろーが｣
また舌打ちをしながらドスドス歩いていく勝己。………………はぁーーーほんと私の推しってさぁ…
何でも1番を目指すストイックな勝己。その男らしい背中を見てるとキューンと愛おしくなって来てしまう。
堪らず私はその背中を抱きしめる。
｢あ！？オイ離れろや！｣
｢やだ！！可愛い勝己が悪い！ほんと好き！1番好き！世界一！！｣
最早小学生みたいな持ち上げ方をしているのでむしろ怒られるのでは無いかと、ぐりぐり押しつけていた頭をそっと離して上を見上げると、
｢ハッ…バカかよ｣と満更でもなさそうに鼻で笑う推しにデコピンをされ、グイッと距離を取られてしまった。
｢いったぁ！！｣
はぁ、なんだあの顔……ほんと好き…
いつの間にか居なくなっていた焦凍に疑問を感じつつ、自分の部屋にスタスタと戻る勝己と、赤い顔をしながら｢モテる爆豪…男らしいぜ！｣とかよく分からん事言いながら勝己に絡む鋭児郎を見送り、私はエレベーターへと向かう。
…すると後ろの両肩にポンと手のひらの感触を感じる。
｢朝からお盛んですなぁ｣
｢ですなぁ｣
｢ぎゃっ！電気と範太！！やめてよ心臓に悪い…！｣
いつから居たのだろうか、にやにやしながらこちらを2人が見ていた。
｢なんでしたっけ？勝己が1番？世界一？｣
｢ヒュウヒュウ｣
｢うるさいよ！！本当の事でしょうよ！｣
めちゃくちゃ男子高校生のノリな2人を後目に私はエレベーターへと向かった。
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恵理(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます！他のキャラ達とも早く絡ませたいので頑張ります！！ (2020年6月27日 23時) (
レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっさよきですね！ちょっとケチャップ吐きすぎて辛いですっ！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年6月27日 22時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - ぴぴさん» 私がされたい事をふんだんに詰めているので、共感して貰えるのは本当に嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年6月26日 14時) (レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - ｳｸﾞｰｰｰｯｯ…!!!にやけながら肩に手回してチャン付けはズルくないっすか…!!?!?!かっちゃんらしさが全面に出てて大好きです…!!! (2020年6月26日 8時) (レス) id: 909b62f354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2020年4月16日 21時
