どちらが上か ページ23
｢…鋭児郎…後は…頼んだぜ…！｣
｢オイ待てやA！クソが！！｣
｢待て待て爆豪！落ち着けって！｣
寮の玄関に入った相澤先生を窓から確認した私は、助けを求めるべくエレベーターへと走り出す。きっとここにいるよりは安全だ！
さすが鋭児郎、火花を散らす激おこ勝己を両手でがっしりホールドして宥めている。
エレベーターを待ってると、｢おはようございま〜す｣と可愛い声が後ろから聞こえてきた。
くるっと振り向くとにこーっと笑って両手を握ってくるお茶子ちゃん。アニメ通り屈託ない笑顔に癒される。
｢あれ、Aさんなんでここ(男子棟)にいるんですか？私寝ぼけて間違えてしもて…｣
｢…私もそんなとこよお茶子ちゃん｣
｢えっ、私の事覚えてくれはったん！？｣
｢いやむしろ元々知ってると言いますかファンと言いますか｣
｢ファン…！？いや〜そんな〜！｣
ボッと一気に赤面して両手をブンブン振ってるお茶子ちゃんは紛れもないこの作品のヒロインだなぁと思う。
｢そういや昨日はどこで寝たんですか？私の部屋招こうと思ったのに寝落ちしてもうて〜｣
｢ｱｯ…えっと…ロ、ロビーで…はは…｣
どもりながら言う私に｢えー！？あそこで寝てたんですか！？寝落ちした私のバカ！！｣と申し訳無さそうにしてくれるお茶子ちゃん…うう、嘘をつくと心が痛いよ…
すると、チーン！と音が鳴りエレベーターが開く。よし、とりあえず激おこ勝己からは逃げられそ…｢おい逃げてんじゃねーぞA…｣
閉じる瞬間にガッと入ってきた両手。そして一瞬で引き抜かれる私。お茶子が｢え！？ちょっと爆豪く…｣と聞こえてきた言葉の途中でエレベーターは閉まり、私はまた廊下に連れ戻されてしまった。
ちらりと勝己の部屋を見ると、真顔で立っている焦凍とやれやれと言ったジェスチャーで首を横に振る鋭児郎がいた。…無理だったのね。
｢オイ｣
｢…はい｣
｢さっきの訂正しろ｣
足ドンの次は壁ドンですか！！！そして壁ドンしてない手の平にはBONBONと火花が散る。
ねぇさっきの発言どんだけ引っかかってんの！？！？
｢別に、焦凍が好きって言っただけで勝己より強いとか上とか言ってないけど｣
｢じゃあ俺のが上だな｣
｢まぁ…少なくとも私はそう思ってますけど｣
｢…ならいい｣
んんん！？！？めちゃくちゃあっさり…
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恵理(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます！他のキャラ達とも早く絡ませたいので頑張ります！！ (2020年6月27日 23時) (
レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっさよきですね！ちょっとケチャップ吐きすぎて辛いですっ！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年6月27日 22時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - ぴぴさん» 私がされたい事をふんだんに詰めているので、共感して貰えるのは本当に嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年6月26日 14時) (レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - ｳｸﾞｰｰｰｯｯ…!!!にやけながら肩に手回してチャン付けはズルくないっすか…!!?!?!かっちゃんらしさが全面に出てて大好きです…!!! (2020年6月26日 8時) (レス) id: 909b62f354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2020年4月16日 21時
