お風呂でバッタリ ページ3
「……は？」
「き…………きゃあああああああ！！？！？なんなのあなたはぁあああ！！ふ、不審者ああぁああ
！！」
突然出てきた推しそっくりの男の子。
急いで湯船に入って身体を隠しありったけの声量で叫んでみる。
「あァ！？うるせえ！てめぇこそなんなんだよ！アイツのワープゲート先ってことはヴィランじゃねーのか！？」
「はぁ…！？何推しみたいな事言ってるの！？その格好もなんなの！？かっちゃんに寄せて不法侵入なんて最低…！！」
「な…っんで俺の名前知ってんだよ！！不法侵入じゃねぇ！急にここに飛ばされたんだわクソが！！」
推しに見た目も中身も声もそっくりな少年…
冷静になってみると確かに不法侵入ではない。何故なら彼の言ったとおり、“急に飛ばされた”ように黒いモヤから出てきた所を他でもない私が見ていたんだから。
でも“現実”じゃこんなことありえない。…って事は…
「なるほど夢か把握」
「は…？」
「ふふ、そしたら貴方は本物のかっちゃんなのね！確かによく見るとかっちゃんだもの！可愛い！！」
「な…なんだよいきなり…」
にまにましながら話す私の方が最早変質者である。先程と態度が急変した私を見て引き気味のかっちゃんに近づいてみる。
「そしたら一緒にお風呂入る？こんな素敵な夢、ぜったい今後見れないもん」
「…はァ！？正気かてめぇ」
悪態つきながらもこのシチュエーションなのだ、照れてるようには見えないがこちらを見ようとしないかっちゃんの腕を引っ張って湯船に入れようとしたその時ー…
ゴン！！！！
「いったァ！？！？！？」
「お前マジでなんなんだよ…！意味わかんねぇ！」
可愛い可愛いかっちゃんに頭を殴られた。当たり前だけどめっちゃ痛い！手加減知らないのか！？…いや待て……夢なら痛くないはず………って事は…………
「…え？夢じゃないの？」
「だァからさっきから何言ってんだよてめーは！！！！とにかく風呂上がれ！ここはどこなのか説明しやがれ！！」
赤面してたように見える赤く頬を染めた彼は悪態をつきながらもドスドスとお風呂から出ていってしまった。
「………………………………………………いやいや嘘でしょ」
再度自分の頬を引っ張り夢じゃない事を確信しつつ、私は急いで風呂を出て、居間にいるであろう彼を追った。
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恵理(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます！他のキャラ達とも早く絡ませたいので頑張ります！！ (2020年6月27日 23時) (
レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっさよきですね！ちょっとケチャップ吐きすぎて辛いですっ！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年6月27日 22時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - ぴぴさん» 私がされたい事をふんだんに詰めているので、共感して貰えるのは本当に嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年6月26日 14時) (レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - ｳｸﾞｰｰｰｯｯ…!!!にやけながら肩に手回してチャン付けはズルくないっすか…!!?!?!かっちゃんらしさが全面に出てて大好きです…!!! (2020年6月26日 8時) (レス) id: 909b62f354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2020年4月16日 21時
