恋バナ ページ17
バタン。扉が閉まると同時に各部屋に戻ったりそのままロビー内でくつろいだりする人達とは裏腹に、三奈ちゃんと透ちゃんに両脇からガッと近づかれ、真ん中のソファーに一緒にすわる。
｢｢爆豪とどういう関係なんですかぁ！？｣｣
｢え………｣
いや今そこ！？
恋バナ大好き2人組に圧倒されパチクリしているとすぐさま飯田くんとやおももがこちらへ来てくれた。
｢君たーーち！今はその話では無いだろう！｣
｢そうですわ。Aさんは先程までヴィラン達とも居た事ですし、住んでた世界も違うとお聞きしましたし大変疲れてるはずです。今は私達から部屋をお貸しし、休ませて差し上げる事が先ですわ。｣
｢えーっ！！だって皆気にならないの！？｣
｢あの爆豪と！同じ家で2日間過ごしたんだよ！？すごくなぁい！？｣
キャーキャーはしゃぐ女子2人を連れ去り、なだめる委員長組…なんだかパパママ子どものようでクスクス笑ってしまう。
すると、後ろから不意に｢確かに…｣と呟きながら誰かが空いた隣に座ってきた。
｢あの爆豪と2人でなんて大丈夫でした？まぁ、アイツも本当は良い奴だし、なんもしてないと思いますけど…｣そう言いながらニカッと笑う可愛らしい男の子は紛れもない切島鋭児郎。
｢勿論！鋭児郎……くんの言う通り本当にいい人だよかっちゃん！｣
そう伝えると｢おっ、それなら良かった！｣と大きな歯を見せて笑う。うーん、守りたいこの笑顔(？)
｢っていうかさっきから呼びづらそうにしてません？俺らの事元々知ってるんスよね？｣
｢あー…うん、そうなの。さっきも言ったように私は1ｰAの皆の事結構なんでも知ってるファンってとこだし、普段勝手に呼び捨てにしてる子が多いからなんだか君付けだと呼びなれなくて…でも急に呼び捨てもどうかなって｣
はは…とポリポリ頬をかく私に、｢それなら普段通り呼んで下さいよ！その方が距離も近い気するし！｣と嬉しそうに言われた。
ヒィ…ほんとこの子眩しすぎるぅ…
｢やった！じゃあ鋭児郎、で！｣
｢はい！｣
目の前の子が眩しいので崇めていると｢ほォー…？｣と後ろから聞きなれた声が近づいて来た。
｢てんめェ…俺だけかっちゃんだの呼びやがって切島の事は鋭児郎だァ…？なめとんのかクソが｣
ドスンと鋭児郎と私の間に割って入るかっちゃん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
恵理(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます！他のキャラ達とも早く絡ませたいので頑張ります！！ (2020年6月27日 23時) (
レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっさよきですね！ちょっとケチャップ吐きすぎて辛いですっ！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年6月27日 22時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - ぴぴさん» 私がされたい事をふんだんに詰めているので、共感して貰えるのは本当に嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年6月26日 14時) (レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - ｳｸﾞｰｰｰｯｯ…!!!にやけながら肩に手回してチャン付けはズルくないっすか…!!?!?!かっちゃんらしさが全面に出てて大好きです…!!! (2020年6月26日 8時) (レス) id: 909b62f354 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えり | 作成日時：2020年4月16日 21時
