終わりの始まり ページ14
な、にこの音…！
そう思うと同時に、何かが頭の奥で�犹襪┐討�た��
…これは、森の中…？二手に別れた道の真ん中にいきなりドサッと誰かが落ちてきた。
ーーかっちゃんだ。
声は聞こえない…けど、落ちた事に対して怒ってる様子の彼は道が分からないらしい、少し悩んでから右側のルートを歩いていくと何やら前からも人の気配がする。
赤い髪、ギザギザな口元、間違いなくそこには切島鋭児郎が居た。
何にせよ良かった、鋭児郎がいるなら…と思ったが良く見ると彼はボロボロにやられている。慌ててかけよるかっちゃん。
…すると、不意に鋭児郎がかっちゃんのみぞおちを殴り倒す。
なに…？何が起こって…
いや、鋭児郎じゃないんだ。咄嗟に対応出来ずぐったりと気絶してしまったかっちゃんをニマリと担いで、ドロドロに溶け始めた�爛肇�ヒミコ�瓩�森の奥へ消えて行ってしまった。
｢…うっ、｣
脳で視えた物はこれで終わりのようだ。
今見たものはこれからの未来なのだろうか？
…そして急にくる全身の痛みに耐えられず私はしゃがみこんだ。
｢オイどうし…｣
急に座り込む私を見て咄嗟に手を出すかっちゃん。
もう、その右手と瞳以外はモヤに覆われてしまっている。
ーー今見た物が未来とは限らない。…けど、
｢…私だって守りたい！｣
痛みを我慢して出された手をギュッと握り返した途端、私もモヤに覆われたのだった。
ドサッ
｢………やっぱり｣
着いた先は先程私が見た森の中。
という事は…これから鋭児郎になったトガヒミコがかっちゃんを攫いに来るわけで。
｢ってェ……｣
ちょうど私の下敷きになってくれたかっちゃんに謝りつつも怒りだす前にと、先程視えた物を簡潔に話、とにかく身を潜める事を提案した。
が、視えた代償なのか。先程手を握り返した動きが精一杯で立ち上がることすらままならない。…むしろ、まだ全身が痛い。
そう思って居ると、不意にフワッと身体が浮かんだ。これはまさかの…！
｢…かっちゃんがまさかお姫様抱っこしてくれるなんて｣
｢あ？うっせェな。おぶられるのも動けなくて出来ねェんだろ｣
担がれるのも嫌なんだろうが、と付け加え舌打ちしながらも運んでくれるんだ。…はぁ、｢大好き…｣
｢ハッ、知ってるわ｣
そんな私を見て当然かと言うように鼻で笑ってこちらを見るかっちゃん。
…随分悪人面な王子である。
そう思いながら近くの木陰に隠れたのであった。
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恵理(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます！他のキャラ達とも早く絡ませたいので頑張ります！！ (2020年6月27日 23時) (
レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっさよきですね！ちょっとケチャップ吐きすぎて辛いですっ！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年6月27日 22時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - ぴぴさん» 私がされたい事をふんだんに詰めているので、共感して貰えるのは本当に嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年6月26日 14時) (レス) id: caee0cbf6d (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - ｳｸﾞｰｰｰｯｯ…!!!にやけながら肩に手回してチャン付けはズルくないっすか…!!?!?!かっちゃんらしさが全面に出てて大好きです…!!! (2020年6月26日 8時) (レス) id: 909b62f354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2020年4月16日 21時
