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「は〜!可愛いの買えて良かった!大将くん、付き合ってくれて本当にありがとう…」

「いや、全然大丈夫〜明日喜んでもらえるといいね!」

「…でも喜んでくれるかなぁ…倖児と私って美華ちゃんと大将くんみたいにラブラブじゃないし…」

ずーんといきなり暗くなる私。大将くんはそんな私を見て「倖児はAちゃんにゾッコンだから大丈夫!」と言ってきた。
いや、全然そんな風に思えないけどね!?

結局家まで送ってもらい、家の前で話す私たち。まあでも明日は倖児に渡すんだ…!素敵なプレゼントを渡すからには喜んで貰いたい!
そんな意気込む私を見て微笑む大将くん。

…あ、大将くんの長いまつげが頬にくっついてる。

「大将くん、まつ毛がほっぺについてる…取るから、ちょっとかがんで」

「えっ、ありがとう」

私の手が大将くんの頬に触れそうになる、その時だった、

「……ちょっと、やりすぎなんじゃない」


どこにいたのか。息を切らした倖児が私の腕を掴み自身の胸に引き寄せた。

「こっ……倖児!?」

「………広尾、やっぱりお前か。校門でた時からなんかつけられてる感じはしてたんだよ」

「えっなに話についていけないんだけど!?」

倖児は帰りから付けてたってこと!?私怪しまれてたの!?

「優、これどういう事。Aも今日は山架さんと遊ぶって言ってただろ。なんで2人でいるんだよ」

いつもは冷静沈着、ポーカーフェイスな彼の顔が怒りで満ちてる事が私にも分かる……しかもとてつもなく盛大な誤解をしてらっしゃる!!


「Aちゃん、だから言ったじゃん。倖児は君にゾッコンだよ!って」

「おい、何言って…」

「……倖児への誕生日プレゼント買いに行ってたの!」

本当は明日のサプライズにしたかったけど…ここまでバレてるなら仕方ない。
私は真っ赤な顔で俯きながら倖児の胸に押し付ける。

「俺の誕生日プレゼント…?」

一瞬時が止まる倖児…その反応は…

「…ねえ、まさか昨日教えてくれたことも明日誕生日って事も忘れてた…!?」

「………いや、まぁ…」

「信じらんない…!私が昨日聞いてからどれだけ悩んだことか…!」

そう言えばこういう男だった!自分のことに対して興味無し男だった!!

なにやら言い合いが始まってしまった私たち。大将くんはやれやれといった感じで、「じゃあ後はごゆっくり〜」と手を振って帰ってしまった。

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菜穂 - 分かります! ハイキュー演劇の戸美メンバー、色気すごかったですよね! (2021年10月15日 15時) (レス) @page7 id: bafb3ff5e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えり | 作成日時:2019年5月7日 1時

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