(36)�狠豊瓩隆� ページ36
「……っ、」
アニメや漫画では描かれていた事のない降谷零の“男”の顔。
何度も何度も角度を変えて、酸欠になりそうなキスをされる。時折熱っぽい視線でこちらをちらりと見てくる。…うう、色気がすごい…
必死にキスに応えようとする私を見て慣れていないと判断したのか、とても満足そうに目を細める降谷さん。
｢ふ、るやさ……｢零。｣
やっと唇が離れたかと思い、呼吸を整えながら愛しい彼の名を呼んでみると降谷さんは私の言葉を遮った。
｢そう、呼んでくれ。俺の下の名で呼ぶ奴は少ないが…君になら呼ばれてみたいと思った。｣
｢零…さん？｣
私がぽつりと小さな声でそう呼んでみると、彼は耳元で｢なんだ、A｣と囁いて私の頭を優しく撫でた。
そんなに優しくされると、勘違いしそうになる。でも、私と彼は立場が違いすぎる。
…ダメだ、勘違いしてはいけない…彼は潜入捜査官、バーボンならきっと女性を喜ばせる事は知ってるし、優しいのもそれこそ私だからじゃない…�犢瀉�零を知っている女�瓩世辰燭�らだ…。
そう自分で思っているとまたじわっと身体中の水分が目元に集まる感覚に陥る。
やばい、また泣いちゃう…
そう思い降谷さんからパッと下を見た瞬間ー…
ブー…ブー…
ポケットからスマホの振動が伝わるのでサッと出してみるとそこには 沖矢さん からの着信が入ってきた。
ﾋｴｯ…心配してくれているんだろうとは思うけどこのタイミングでこの名前は…！！
バッとまたポケットに隠しチラリと降谷さんの方を見ると、とても怒っているような、悔しがっているような良く分からない表情をしていた。これは…バッチリ名前見られたな…
私ももう落ち着いた事だし、零さんだって忙しいはず。帰ろう…
そう思い、パパっと身支度を整え｢送って頂きありがとうございました｣とドアに手をかけて車を出ると、｢…ああ、｣とそっけない返事が返ってきた。
すると、工藤邸から沖矢さんが玄関をキィ…とタイミング良くあけ、こちらへ向かってくる。
ま、まずい…！このままでは2人が鉢合わせる！！
急いで工藤邸へ向かおうとすると｢A、忘れ物｣と窓をあけた降谷さんが呼ぶ。
えっなんか落としたっけ…？
と首を傾けバックをあさりながら駆け足で向かった瞬間ー
｢またポアロで｣
と腕を引かれ優しく唇同士が触れ合った。
｢へ！？｣
赤面する私と後ろに立つ沖矢さんをちらりと見てフッと微笑んだ降谷さんは、そのままご機嫌な様子で車を出した。
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恵理(プロフ) - 月下美人さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります！ (2019年5月7日 0時) (
レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
月下美人(プロフ) - 続きが凄く気になります,完結まで連載お願い致しますm(_ _)m (2019年4月2日 20時) (レス) id: 78469eaf26 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 零☆景光＠低浮上さん» キス大好きマンなもので…（笑）嬉しいコメントありがとうございます！今後もネタが浮かび次第書きますー！ (2018年10月12日 23時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
零☆景光＠低浮上(プロフ) - あばばばばばばば降谷しゃんと赤井しゃんにキスとかああああああ（挙動不審）簡単にトリップのことを口走っちゃう夢主も可愛いｗ更新頑張ってください！ (2018年10月11日 23時) (レス) id: f8490d473d (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - ソフランさん» あっ確かに…！（笑）住所に注目してほしくて書いたつもりが普通に矛盾してました！！直してきますありがとうございます(*´ω｀*) (2018年8月8日 16時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2016年8月27日 2時
