(35)愛しい ページ35
「いとしい………？？
………愛しい！？」
えっ待って待って待って…ふ、降谷さんが私みたいなちんちくりんを…………！？
な、なになにいきなりこの夢小説みたいな展開は…！？
あからさまに動揺し、「あ、あああありえません！！！」と首をブンブン降る私。だ、だってありえないもん…！！！
「ありえないと言われてもな…さっきも言ったが、俺の事をそんな風に言ってくれる女性は初めてなんだ。」
はは、とどこか悲しそうな顔で伝える降谷さん。
「いやいやいやそんな訳ないじゃないですか！！！降谷さんはポアロでJKに大人気だし、警視庁の人達だって絶対に降谷さんに憧れてます！！！」
「…ポアロにいるのは俺じゃない。女子高生に人気なのは“安室透”だ。それに俺の所属する場所に女性は居ない。たまに会う刑事も…俺の事はほとんど知らないはずだ。」
そう言われると言葉に詰まってしまう…。でも…でも、私なんかがそう思われて良いの…？
「でも、君は違う。
…日下部検事の事件も知ってるんだろう？君と仲の良いコナンくんを監視してた事も、毛利さん達を巻き込んだ事も、全て…」
悲しそうな顔のまま言葉を続ける降谷さん。
確かにあの事件の降谷さんは色々と怖かった。
…でも、
「それでも…公安警察として国の為に手段を選ばず全力で取り組むあなたに、コナンくんを命を懸けて守るあなたに……私は惹かれたんです。
だからそんな悲しそうな顔しないで下さい。
降谷さんのおかげでここは…日本は、救われたんですよ…？」
コナンくんからしたら大好きな人達が巻き込まれたし、実際私も酷いと最初は思っていた。でも、この人は……国の為に、自分が犠牲になりすぎている。結果救えていても、この人だけは罪を背負ったまま生き続けている。そんなの…そんなの悲しすぎるじゃない…！！！
ギュッと手を握り、降谷さんの目を見つめる私。すると、降谷さんは頭を抱えて、「まいったな…」と小声で言ったかと思うと、
「…嫌だったら、全力で突き放してくれ」
と私の顎をクイッとあげ、どこか悲しそうに、しかし優しく微笑みながら見つめて来た。
「嫌な訳……ないじゃないですか…」
そう言って見つめ返すと、降谷さんはフッと笑って私に優しいキスをした。
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恵理(プロフ) - 月下美人さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります！ (2019年5月7日 0時) (
レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
月下美人(プロフ) - 続きが凄く気になります,完結まで連載お願い致しますm(_ _)m (2019年4月2日 20時) (レス) id: 78469eaf26 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 零☆景光＠低浮上さん» キス大好きマンなもので…（笑）嬉しいコメントありがとうございます！今後もネタが浮かび次第書きますー！ (2018年10月12日 23時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
零☆景光＠低浮上(プロフ) - あばばばばばばば降谷しゃんと赤井しゃんにキスとかああああああ（挙動不審）簡単にトリップのことを口走っちゃう夢主も可愛いｗ更新頑張ってください！ (2018年10月11日 23時) (レス) id: f8490d473d (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - ソフランさん» あっ確かに…！（笑）住所に注目してほしくて書いたつもりが普通に矛盾してました！！直してきますありがとうございます(*´ω｀*) (2018年8月8日 16時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2016年8月27日 2時
