(33)安室さんの彼女 ページ33
「……さあ、着替えも済ませたし帰るか。」
「そうですね!今日は色々ありがとうございました…これからも宜しくお願いします!」
外に出て鍵を閉めてくれている安室さんにぺこりとお辞儀をする。お仕事普通に教えて貰って、強盗からは守ってもらえて、何だかんだトリップのカミングアウトもしちゃって……この短時間で色々ありすぎた……
「ん、こちらこそよろしく頼む。」
フッと笑う安室さん……いや、もう降谷さんかな。本当にカッコイイ…このまま帰るのが惜しいけど帰らなきゃ……
「では!お気を付けて……」
と帰ろうとした瞬間
グイッと腕を引っ張られた。
「…………へ?あ、安室さん……?」
キョトン……と見上げるとハッとし、私の腕を離す安室さん。
「……あ、いや……もう時間も遅いし送る」
「えっ」
いやいやいやいや!!!!!
それは私の理性()がもたないんで!!!!
「いや、大丈夫でs「寒い、早く乗ってくれ」
助手席を開けて早くしろと言わんばかりに腕で誘導される。これは……嫌がる方が失礼な気がするな?
「……では、お言葉に甘えて……ありがとうございます」
「どうぞ」
ひゃぁぁぁああなんだこの展開!私ごときが降谷さんの車に乗ってる……
ゼロの執行人だと確か180キロ出したりモノレールの上走ったりしてたよね…???いやまって冷静に考えると普通にやばくない??この人本当にすごいよなあ……こーんな綺麗で可愛い顔してるのに窓も素手でぶち破るし…
「……そんなに見られると運転しずらいんだけど」
「はっ!!!すみませんつい!!」
パチっと目が合ってしまい慌てて目をそらす私。やだ、無意識にガン見しちゃってた…!
またちらりと降谷さんを見ると涼し気な顔で運転をしている。…うーん、やはり綺麗。
そして沈黙……せっかく一緒にいるんだし、助手席乗らせて貰ってるんだし、もっと沢山お話したいんだけどなあ…
…ダメ元で、好きなセリフ言って貰えるか聞いちゃおうかな?
「……安室さんって、彼女いるんですか?」
「ごふっ」
丁度赤信号だった為、水分補給をしていた降谷は唐突なAの質問に喉を詰まらせた。
「き、みはいきなり何を……俺に彼女なんて「コナンくんには教えてたじゃないですか」
キラキラした目でそう伝えて見ると、「…はぁ」と察したように頭を掻き、どこか照れくさそうに目線を外しながら降谷零は小さく息を吸い込んだ。
「僕の恋人は………………
……………この国さ」
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恵理(プロフ) - 月下美人さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!頑張ります! (2019年5月7日 0時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
月下美人(プロフ) - 続きが凄く気になります,完結まで連載お願い致しますm(_ _)m (2019年4月2日 20時) (レス) id: 78469eaf26 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 零☆景光@低浮上さん» キス大好きマンなもので…(笑)嬉しいコメントありがとうございます!今後もネタが浮かび次第書きますー! (2018年10月12日 23時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
零☆景光@低浮上(プロフ) - あばばばばばばば降谷しゃんと赤井しゃんにキスとかああああああ(挙動不審)簡単にトリップのことを口走っちゃう夢主も可愛いw更新頑張ってください! (2018年10月11日 23時) (レス) id: f8490d473d (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - ソフランさん» あっ確かに…!(笑)住所に注目してほしくて書いたつもりが普通に矛盾してました!!直してきますありがとうございます(*´ω`*) (2018年8月8日 16時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えり | 作成日時:2016年8月27日 2時