(21)哀ちゃんとお話 ページ21
「……初めまして。あなたがAさんね、江戸川くんから話は聞いてるわ」
んんんんん哀ちゃんだー!!かわいいかわいい!!ちょっと警戒されてるけど!!
「初めまして!……哀ちゃん、って呼んでも良い……?ですか?」
「構わないわ。それより、貴方の方が年上でしょう?敬語じゃなくていいわ」
哀ちゃんの年上オーラが凄すぎてつい敬語を使ったらフッと微笑まれた。え、なにもう本当に天使……小学生の姿でもなんでこんなに色気があるんだこの子は……
「それで今日はどうしたの、Aさん」
「ご挨拶に!今日は色々探検しようと思って……迷惑だったかな?」
「迷惑なんて事はないけど…………貴女、江戸川くんから聞いてた通りね」
そう言って今度はクスクスと笑われてしまった。おいおい江戸川くんは私のことどうやって伝えているのかな!?!?
「私なんかに敬語使う様な人なのに……行動力はあるというか……。まあ、ここに来る分には博士も暇だし構わないけれど」
「いつも暇みたいに言わんでくれ哀くん……」
「あら、事実じゃない」
トホホ……とした顔でお茶におかわりを注いでくれる博士。
そして私の前のソファーに腰掛け、哀ちゃんはまた話始めた。
「……でも、本当に気をつけて。組織はどこから情報を掴むか分からないわ。貴女の記憶は危険すぎる。」
真剣な顔でそう忠告された。
……まあ、そうだよね。哀ちゃんの組織センサー凄いもんね(?)
「……ありがとう、哀ちゃん。私頑張るね!!!」
そう意気込み、阿笠博士の家を出た。
「……ねえ、博士」
「なんじゃ哀くん」
Aがいなくなってまた静けさを取り戻した阿笠邸。機械を修理している博士に哀は問いかけた。
「トリップって何なのかしらね……」
「うーむ……非科学的な事はワシにはどうにも……なんとか、してやりたいけどのう」
そうよね。
Aさん……いきなりきて私達の事知ってるなんて本当に不思議な人……
大人なのに子どもみたいで、何故か行動力があって……
「どこかの探偵さんにソックリだわ」
「ん?何か言ったか哀くん」
「……いいえ、なにも。それより博士、風邪薬まだ見つからないの?」
「ああ、それなら先ほど見つけてのう。そこのテーブルに置いてあるわい」
「ありがと。」
外へ出ていったAの事を考えながら、哀は薬を飲み自室へと戻っていった。
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恵理(プロフ) - 月下美人さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!頑張ります! (2019年5月7日 0時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
月下美人(プロフ) - 続きが凄く気になります,完結まで連載お願い致しますm(_ _)m (2019年4月2日 20時) (レス) id: 78469eaf26 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 零☆景光@低浮上さん» キス大好きマンなもので…(笑)嬉しいコメントありがとうございます!今後もネタが浮かび次第書きますー! (2018年10月12日 23時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
零☆景光@低浮上(プロフ) - あばばばばばばば降谷しゃんと赤井しゃんにキスとかああああああ(挙動不審)簡単にトリップのことを口走っちゃう夢主も可愛いw更新頑張ってください! (2018年10月11日 23時) (レス) id: f8490d473d (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - ソフランさん» あっ確かに…!(笑)住所に注目してほしくて書いたつもりが普通に矛盾してました!!直してきますありがとうございます(*´ω`*) (2018年8月8日 16時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えり | 作成日時:2016年8月27日 2時