【名探偵コナン】降谷さんが好きすぎて辛い【トリップ】

(11)危機感を持ちましょう ページ11

「ただい……おじゃましまーす……」


コナンくんを家まで送り、赤井さんの家(というか新一くんの家)に帰ってきた私。
匿ってくれる事に了承はしてくれたけど、ただいまでいいのか……図々しいかなと思って変えてみた(今更)

「ただいまでいいぞ？…なんだか随分嬉しそうじゃないか」

新一くんの素顔が見れて、可愛い顔を写真に撮れた事が嬉しくて、素直ににまにま顔で帰ってきていた私をチラッと見て不思議そうに話しかける。

「えへへ…コナンくんが本当に可愛くて可愛くて大好きです…」

我ながら本当に単純だなとは思う。でも嬉しいものは嬉しいのだ。

私の告白(？)に一瞬驚いた顔をしたがすぐフッと笑い「そうか」と伝える赤井さん。
んんんんんん赤井さんの笑顔おおおおお

「ふふ、勿論赤井さんも大好きです！」

そう言うと、食器を洗いに行こうとしていたのだろう、腕まくりをしていた手をピタッと止めたかと思うとこちらに近づいてきた。

あれ、まってルンルンな気分のまま私サラッと凄い事を言ってしまったのでは…？
赤井さんが好きって言うのはファン的なあれで、あの深い意味はなくて(最早失礼)

じりじりと近づかれたら私は後退するしかない。背中に壁が当たったかと思えば、赤井さんの手がスッと私の頬の隣の壁を触った。

「……あのなA。ボウヤの事を好いてるのは別に構わないが…むやみに男に好きだと伝えるものではない。Aは皆を知っているからそう言っているのだろうが、周りは知らないんだ。言動には本当に気を付けろ。」

「は、い…」

なっ…なんっじゃこりゃあ！？！？近い、近すぎる！！あ、あ、ああ赤井さんの女になってしまう…！！(？)早くこの場を離れなければ…！

そう言って頬の隣にあった赤井さんの手が、私の頬に一瞬触れる。

その事に一瞬動揺し、ピクッと反応し赤面した私を見て赤井さんはフッと笑った。

「なんだ、そんな反応も出来るのか。…そうだな、俺も男だと言う事を態度で伝えるべきだろうか…？」

物珍しそうに顔を覗き込まれてなんだか恥ずかしくて、顔がどんどん熱くなる私。
も、もう無理！！！この空間に耐えられない！！！

「か、からかわないでください！！分かりましたから！！！！」

赤井さんから目を離し、ドンッと身体を押し退けてひとまずその場から離れてみる。

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