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「…いやぁ調子に乗りすぎでしょう。お宅のボス」
「テメェも何様だこのチンピラがァ！！！」
さっきまで可愛らしかったあのマスコットから筋骨隆々な腕が生えて私に拳を向けられる。マスコットの本体はコレか。
「…そちらこそ何様のつもりですか」
なんだか柄にもなく頭に血が上る感覚がする。こちらを見下しきったその言い分と、何より主を侮辱する言葉にカチンときてしまった。
「あなた達の"盾"とマグ姉の命が等価値とでも？」
弔さんが言っていた。あの日若頭は構成員を盾と呼びなんの躊躇いもなく肉壁にしていたと。
死穢八斎會に、少なくともこの人たちには仲間を悼む気持ちなどない。
「それからミスターの腕一本分タダでまけてやるつもりもない」
ヴィランだろうがヤクザだろうが仲間を仲間として扱わないような奴らに弔さんを侮辱される筋合いはない。
弔さんは仲間を大切にしている人だと私は知っているから。
「尤も、今ここでおあいこにしても構いませんが」
白いローブの男の腕に刃を這わせ、ペストマスクの向こう側にあるだろう顔を睨みつけた。
引き鉄に添えられたその人差し指が少しでも動けばこの腕を斬り落とす。
「クロノ、ミミック 下がれ」
緊張感が漂う一室にオーバーホールの声が響いた。
その一声で大人しく拳銃を下ろすクロノと拳を収めるミミック。
弔さんも無言で制するように腕を前に出したので私も刀を鞘に収めた。
何もあんな喧嘩腰になることはなかっただろうか。ついカッとなってやりすぎたかもしれない。
恐る恐る弔さんの反応を伺うように横目で見ると、その口元は確かに笑っていた。
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さかさま(プロフ) - 音西旱さん» コメントありがとうございます。う、嬉しすぎます…；；とても励みになるお言葉です！これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！！ (2022年2月13日 0時) (
レス) id: 3d4d7cceda (このIDを非表示/違反報告)
音西旱(プロフ) - いつも楽しく読んでます。一言、神です。毎日更新が楽しみで楽しみです！主さんのペースで更新頑張ってください。陰ながら応援しております！！本当に好きです！！！最高かよ✩°｡ ⸜(* ॑ ॑* )⸝☪︎⋆｡˚✩ (2022年2月12日 0時) (レス) @page37 id: fd93f8e697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかさま | 作成日時：2022年1月15日 6時
