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「お前もこい」
「はい？」
いつのまにかUSJの時のようにあの白い手を身につけた死柄木さんは黒霧さんのワープの前でそう言った。
「バーに戻る。作戦が成功したらしい」
成功した、ということは1-Aの誰かが誘拐されてきたということ。どうしても複雑な気持ちになってしまうが、私はもう敵側なのだと心の中で自分に言い聞かせる。
「奴は眠らせてあるから安心しろ」
そう言い残してさっさとワープゲートをくぐっていく死柄木さんに、そういうことならと私も足を踏み入れた。
バーに着くと、そこは先ほどとは打って変わってとても賑やかな光景になっていた。この人たちが今回の作戦を実行した敵連合のメンバーなんだろうか。
ツギハギだらけの人にセーラー服の女子高生、全身黒タイツの人、サングラスをした体格の良い人、シルクハットと仮面の人、爬虫類系の異形の人。
そして、眠らされたまま椅子に固定されている爆豪くん。
「なんだこいつ新入りか？」
「カァイイですねぇ！」
「あら、どこかで見たことある顔ね」
「あぁ急遽な」
ツギハギの人と女子高生がさっそく私の存在に気づいたようだ。そして口調から察するにサングラスの人は心は女性なのだろう。
死柄木さんに促されるように一歩前に出た私は深く頭を下げる。
「犬塚Aです。…元雄英生です。よろしくお願いします」
隠しても仕方ないしいずれバレるだろうし。雄英生であることに関しては先手を打った。
「ああそうよ、体育祭で見たのよ！私はマグネ。よろしくねかわいこちゃん」
マグネさんをはじめとし、次々と名乗っていくみなさん。
敵といえど意外とみんな礼儀正しいんだな…とまた一つ偏見が払拭された。
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さかさま(プロフ) - まぶぴちょこさん» わー！とても嬉しいお言葉です！励みになります！ありがとうございます^^ (2021年12月29日 16時) (
レス) id: 24f9a11766 (このIDを非表示/違反報告)
まぶぴちょこ(プロフ) - この話めちゃくちゃ好きです！！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2021年12月29日 9時) (レス) @page45 id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかさま | 作成日時：2021年12月24日 17時
