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「…？」
自分でも理由がわからない胸騒ぎに困惑する。この状況で何を不安に思うことがある。
砂埃でよく見えないが、まだ白髪の彼と黒いモヤはいるはず。ということはこれからオールマイトと戦うのか、はたまたワープで逃げるのか。
まさか、私は心配している？あの白髪の彼が捕まることを。敵である以上捕まるに越したことはないはずなのに、やはり主君として認識してしまったから…？
私の思考を遮るように響き渡る銃声。
「1-Aクラス委員長、飯田天哉！ただいま戻りました！」
「飯田くん！」
オールマイトの到着から少し遅れて、飯田くんが先生たちを引き連れて現れた。
きっと先ほどの銃声はスナイプ先生によるものだ。
「もう大丈夫よ、君たちは下がっていなさい」
ミッドナイト先生に言われるがまま退避しようとした時だった。
砂埃がわずかに晴れた一瞬に、見えてしまった。
右手から血を流している彼が。
全身の血がどくりと強く波打った。
「ちょっと君！？」
制止の声は届かなかった。
考えるより先に、体が動いていた。
「あ"ぁ！！」
「お前…！？」
彼に向かって続け様に放たれた2発の弾丸が、飛び出した私の体に命中した。
弾を受けた衝撃で倒れた私が意識を手放す前に最後に見たのは、大きく見開かれた緋い双眸だった。
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さかさま(プロフ) - まぶぴちょこさん» わー！とても嬉しいお言葉です！励みになります！ありがとうございます^^ (2021年12月29日 16時) (
レス) id: 24f9a11766 (このIDを非表示/違反報告)
まぶぴちょこ(プロフ) - この話めちゃくちゃ好きです！！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2021年12月29日 9時) (レス) @page45 id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかさま | 作成日時：2021年12月24日 17時
