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「私、告白しようと思うんだけど！」
時は2月下旬、直近に迫った卒業式の予行練習を終えて教室に戻ってきた私たちに開口一番宣言したハルちゃん。
「いいんじゃない？頑張って」
「いいぞ〜当たって砕けろ〜」
「勝手に砕けさせないでよー！！」
賑やかな教室内でいつも通り一際賑やかなハルちゃん。
「2人とも冷たくない！？ねぇそう思うよねA！」
「あぁ、えっと、まず告白って、なんの？」
とりあえず反応から察するに話を理解しているなっちゃんとアキちゃん、それに対してなんのことだかさっぱりわからない私はワンテンポ置いてけぼりを食らっていた。
そして私としては素朴な疑問を投げかけただけのつもりがアキちゃんが小さく吹き出し、場の空気は凍りついたのだ。
「…忘れてた〜Aが恋愛音痴なの〜」
凍りついた空気はなっちゃんの一言でなんとか破られた。そして私もようやく理解した。
告白ってそういう！愛の告白ってことか！ていうかそもそも…
「えええハルちゃん好きな人いるの！？」
「ちょっとA！声デカいって！！」
「2人ともうるさいよ」
アキちゃんの冷静なツッコミを食らいながらも私は驚きが隠せない。
だって、だって好きな人なんて…恋愛なんて…
「私たちまだ15才だよ！？」
「いやもう15才だよ！思春期だよ！好きな人くらいいるよ！」
「Aはピュアだねぇ〜」
ハルちゃんとなっちゃんの発言にアキちゃんまでうんうんと頷いている。あれ、1対3？もしかして、というかやっぱり私がおかしいの？
15才で男女交際なんて早くない？そんなの少女漫画の世界の話じゃないの？ていうか親の許可取った？両家ご挨拶は？
お付き合いって普通結婚のための準備期間というか前段階というか、もっとこう…！ハッまさかなっちゃんアキちゃんも好きな人いるの…！？
私が1人パニック状態なのをよそに、3人は「そういえば私たち今まで恋バナしてこなかったねー」なんて話してる。
「あのー、なっちゃんアキちゃんも、好きな人、い、いるの？」
「たしかに聞きたーい！どうせアキは美人だから告られたことあるでしょ！」
私の味方を求めるような眼差しと、ハルちゃんの期待の眼差しを向けられた2人は一度目を合わせてこちらに向き直る。
「まぁ…私はいないけど、でもたしかに告られたことは…10回くらい…」
「私も今はいないけど〜初恋は5才の頃だったなぁ〜」
「じゅっ…！？ごさぃ…！？」
「あ、Aが倒れたー！」
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さかさま(プロフ) - まぶぴちょこさん» わー！とても嬉しいお言葉です！励みになります！ありがとうございます^^ (2021年12月29日 16時) (
レス) id: 24f9a11766 (このIDを非表示/違反報告)
まぶぴちょこ(プロフ) - この話めちゃくちゃ好きです！！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2021年12月29日 9時) (レス) @page45 id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかさま | 作成日時：2021年12月24日 17時
