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モトキのど正論にちょっと不安になる…
そう何年も自分のことだけを想ってくれるなんて
そうそうないよな…

しばらくすれば髪も乾かさずに
上がってきたまゆ…


マ「おい…髪くらい乾かせよ、風邪引くだろ」

「ちょっとならだいじょーぶ!
 お風呂上がりにモトキいるの珍しいから
 乾かしてもらおうと思って」

モ「…だからドライヤー持ってんのね
  用意周到だね、おいで」


って当たり前のようにモトキの足の間に収まって
乾かしてもらってる…
モトキもモトキで甘やかしすぎだろ!


「人にやってもらうドライヤーは
 気持ちよくて寝ちゃいそうだな」

モ「はい、そうこうしてるうちに乾いたよ」

「へへへ、ありがと
 今日は迎えにきてもらって
 おんぶしてもらって髪乾かしてもらって
 子供みたいで楽しかったです!おやすみ」


って部屋に行くまゆ
いつもは大人なのに時々見せる子供ぽさが
かわいくて、かわいいこと言ってくるから
甘やかしちゃうんだよなあ…


モ「かわいいね」

マ「…あげませんけど?」

モ「そんなつもりで言ってない笑
  俺的には妹とかそう言う目線だよ
  身長同じくらいで双子ってよく言われてるじゃん。
  そんな感覚よ」

マ「…ならいいけど」

モ「そんなこと言うなら早く決着つけなね
  本当に気が変わっちゃうかもよ笑
  ってことで見届けたし帰るわ」

マ「留守番とかありがと」

モ「どういたしまして」


モトキも帰って静かな家…

意外と酔ってたし
寝てるまゆを覗きに行ったら
案の定すやすやと幸せそうに寝てる…

寝てるまゆの横に座って
寝顔を眺めてるとやっぱり思うのは
本当にそろそろ決着つけないとってことで…

考えれば考えるほど
言おうと思ってる言葉がまとまらなくて
ずっと先延ばししちゃってるもんなあ…


「…マサイ」


あ、寝言か

そんな寝言を呟きながら
俺って分かってんのか知らないけど
無意識に手を握られて
そんな手を解かずに嬉しいって思っちゃうあたり
自分いい加減にしろよな…

俺より圧倒的に小さいこいつの手は
裁縫やら編集やら
同い年の女の子と比べるとネイルもしてないし
苦労してるというか、年季入ってるというか…

でもそういうYouTube一筋、
Fischer’s一筋なところが好きなんだよな…


マ「まゆ…あと1か月…
  来月には決着つけようと思ってるから…
  それまで一途に待ってて…
  ってすげえわがまま言ってんな、俺…」

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ゆう - コメントせずに読んでました…!推しがメインですごい好きです!ぜひ続編も楽しみにしています! (2022年2月22日 16時) (レス) id: dd07ca8326 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくま | 作成日時:2021年12月3日 21時

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