居場所をありがと！ (ページ5)

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モトキside

まゆ抜きの撮影も終わり
そろそろ起こそうかなとか思ったら
部屋の前でうろちょろしてるマサイ見かけてた
面白いな…

モ「そんなに気になるなら入ればいいじゃん」

マ「！！！居るなら声かけろよ」

モ「声かけてびっくりしたのはそっちでしょ」

マ「…部屋入っていいかな？」

モ「いいと思うけど、寝てると思うよ
　次もあるからついでに起こしてきなよ」

え？それはモトキが！とか言ってたけど
役割渡さないと
一生部屋の前でうろついてそうなんだもん

おどおどしながら部屋に入る姿は
説教くらいに職員室入りに行く中学生みたい

マサイside

モトキに押し切られて部屋に入る

ベッド見たら俺の枕を抱き枕にして寝ててかわいい
いつからか分からないけど
ずっと一方通行だなあって思いながら
自然と頭を撫でてるのに気づいて止めた

マ「…撮影するから起きて」

なんで気遣いもない言葉を選んでしまうのかね…

「…ん？あ、マサイだ」

マ「撮影終わったから、起きてきなよ」

よく寝れた？の一言くらい言えばいいのに
って自分ながらに思う

「ありがと」

マ「じゃあ行くわ」

「…さっき頭撫でてた？」

マ「え？」

気づいてたの？

「…違うか。なんか親に撫でられてるみたいで
　心地よかったんだけど夢だったかな…」

マ「…夢じゃね？めっちゃ寝てたし」

「…そっか。マサイだと思ったんだけどなあ
　マサイの枕抱いてたからかな笑」

可愛すぎるだろ

「マサイの匂い落ち着くんだよね、ごめんね
　抱き枕にしちゃってた」

マ「…別にいいよ、落ち着いたなら」

「めっちゃ落ち着いた、もう行くね
　引き止めててごめん」

マ「…ゆっくりでいいよ」

「笑優しいね、ありがと」

モトキside

部屋から出てきたマサイが挙動不審…笑
あの感じマイナスではないから仲直りしたんだろうな

モ「まゆ大丈夫そうだった？」

なんてちょっと意地悪して聞いてみたら

マ「…本当わるいやつ」

意地悪して聞く俺が悪いやつだったのか
マサイにとってまゆが心臓に悪かったのか
いろんな意味に取れるけど多分後者

そっけないくせに口元ちょっとニヤついてるもんね笑

モ「そっか、良かったね」

なんて言えば

マ「本当、お前もわるいやつ」

って言ってどっか行った

高校生かよって思うけど
ここまでピュアだと中学生かよ！って思うよ笑