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02_仮眠 ページ4

モトキside

朝からまゆの顔が白くて、具合悪そうで
おそらく生理なんだろうな

とりあえずは本人もどうにかしようとしてるし
様子を見てたらマサイに話しかけてた


「マサイ、次の撮影までベッド貸して…
 ちょっと仮眠する」


マサイの家に住んでるまゆだけど
個人の部屋があるわけでも無いから
布団も朝に片付けると
仮眠の為だけに出すのはめんどくさいんだろうな


マ「は?もうすぐ撮影だから寝るなよ」

「無理、限界に眠い」


マサイ押し切ってベッドに向かおうとしてたけど
マサイに遮られてる


マ「おい、もうすぐだから我慢しろよ」

「5分でも寝たいの」

マ「5分なんてすぐだろ」


ああ、喧嘩になるから止めるか…


モ「まゆ、寝ておいで」

マ「は?甘やかしすぎだろ」

「もっきゅん、ありがと」


マサイのことなんて見えてないかのように避けて
マサイのベッドに向かう

無視されたことちょっとショック受けてるマサイ…
こればかりは仕方ないよ…


マ「なんなの?昨日も甘やかしてただろ」

モ「多分だけど、生理でしょ、お腹さすってたし。
  撮影の順番入れ替えられるか調整するか」


マサイside


調整するといってダホとシルクに相談するモトキ

2人は、グッタリしてたもんねーとか気づいてて
多分生理にも気づいてたぽい
よく見てるつもりだったのに
気づいてないのは俺だけだったみたい…

2人に相談したあとテキパキと暖かい飲み物作って
カイロ温めながら部屋に行くモトキの後ろ姿は
もう彼氏…


まゆside

マサイに冷たくしちゃったな、とか
これぐらいで休むとかメンバー失格だなとか
寝ながら考え込んでしまう
どうしても不必要な涙が出てくる


モ「まゆ、入るよー」


とっさに涙は隠し切れなくて気づかれる
モトキは鈍感そうなくせによく気づく


モ「カイロと紅茶。撮影の順番変えたから寝ときな
  薬は持ってきた?」

「ごめん。本当にごめんなさい」

モ「いいの、しんどいときは。
  ごめん、じゃなくて、ありがとうでいいよ」

「迷惑かけてない?」

モ「順番変えるなんて迷惑でもなんでもない」

「…よかった。ありがと」

モ「よくできました。
  落ち着いたらマサイと仲直りしなね
  無視されてショック受けてたから笑」

「りょーかい」

モ「じゃあ、おやすみ」


かっこよく立ち去る後ろ姿は
お兄ちゃんというか、お父さんというか
不思議ちゃんのくせに頼りになるんだよなあ

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ゆう - コメントせずに読んでました…!推しがメインですごい好きです!ぜひ続編も楽しみにしています! (2022年2月22日 16時) (レス) id: dd07ca8326 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくま | 作成日時:2021年12月3日 21時

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