居場所をありがと！ (ページ21)

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＊翌日・モトキ宅

ピンポーン

モトキside

朝からインターホン
出ればマサイが俯いて立っていた

ああ、まゆと話しにきたのか

モ「…まゆ、まだ寝てるよ」

マ「…待つ」

モ「そ、じゃあリビングで」

俯き加減でテンションが低いマサイは
なんか調子狂う

モ「シルクと話したの？」

マ「ああ、話したよ」

モ「そっか。話したいことはまとまった？」

マ「まとまりそうでまとまらないけど
　思ってること話そうかなって。
　まゆは？」

モ「多分、昨日部屋入ってから泣いてたのかな
　泣き疲れてお寝坊さんかな」

マ「…なんか言ってた？」

モ「特には。
　まゆもね、マサイも
　お互いのことが大事なのは分かるよ？
　だからこそ遠慮してることない？
　今更だよ、どんなこと言ったって受け入れるし
　なんかあっても解決策が見つかるし
　なんとかなるくらいのメンバーでしょ？」

マ「…そうだな」

相当追い込まれてるなマサイ

「もっきゅーん、おはよ！あ…」

あからさまにテンション下げたトーンやめなさい…
追い討ちかけるな

「…マサイ、居たんだ」

マ「おはよ」

「…おはよ」

マ「…まゆ…話しませんか？」

「…いろいろ考えたいから
　距離取るって言ったんだけど」

モ「まゆ！！その言い方やめな
　ちゃんと正面から話してみなよ」

「…」

モ「俺、シルクと話すことあるから
　 2人でお留守番ね」

マサイside

本当は話すことなんて無いくせに
空気を読んで出ていった

まゆとケンカ？したのだって数年ぶり

なんとも言えない空気がすごく苦手

マ「…なににそんな怒ってんの？」

「分からない」

マ「昨日から分からないばっかりじゃん
　話そうよ」

「…なんかむかついたの
　マサイに好きな人ぺけたん？って聞かれて」

マ「そんなにぺけと仲悪かった？」

「そういうことじゃない。
　そう思われたことが嫌だったの。事実と違うから」

マ「…じゃあ、教えてくれればいいじゃん」

「…それは言えない」

マ「なんで」

「自分だって言わないじゃん。一緒じゃん
　私だけとかおかしい」

マ「…それは…言えなくない？」

「…」

沈黙だ…何話せばいいの…？

「…この間さコンビニ行ったじゃん
　ダーマが来る！って朝から」

マ「…あ、ダーマなの？」

「てめえ、まだそれ言うか
　黙って聞けよ」

マ「はい」

待って、怖いって…