【14】 ページ22
「あんたは！！！そうやって昔っから私の事を馬鹿にして！！影で笑っていた！！！！！あんたより才能がなかった私を！！！！あんたは！！！｣
両頬を平手打ちされる。
ただただ、頬に鋭い痛みが走るだけ。
「あのときの屈辱っ……あんたはそれを無かったことにするのね！？許さない……許さないっ……！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」
ちがう。
ちがうんだ。
ちがうよ、ムゲット。
私の両頬を交互に平手打ちするムゲットの手を掴み、抑えた。
「離しなさいよ！！！！離しなさいよ！！！！」
こんな大声で話しているのに、ほかの人に聞こえていないのか心配になってきた。
けど、もうそれはいい。
「ムゲット様。」
私がムゲットの腕を強く、強く握りしめる。
「私は1度も、あなたを…馬鹿にしたことはないわ。」
今のムゲットに、何を言っても、頭に入らないだろう。
私はムゲットの腕を掴みながら立ち上がる。
立ち上がったムゲットの目には涙が浮かんでいる。
「…では、ムゲット様、お部屋へ参りましょう。」
私は何事も無かったかのように、私は自分の部屋にムゲットとサングレを案内した。
私が部屋を出ていく際、ムゲットは私を強く睨んでいた。
「メイリン、氷ありますか？」
厨房でバルド、フィニとスネーク話すメイリンに声をかける。
「！？！？Aさん！？どうしたんですだよ！？？？？？？？？」
メイリンは驚いて磨いていた皿を手から離す。
「あっ……！」
なんとか間一髪でキャッチする。
バルドとフィニとスネークは私の頬を見て『どうしたんだ』と驚く。
「………ちょっとした、喧嘩です。」
私はそう言って、メイリンから袋に入れられた氷を貰った。
両頬に貰った氷を当てながら私は考える。
……今日の寝る場所が無い、と。
確かに、あのときセバスチャンさんがあぁ言ってくれなかったら確実に私はムゲットと同じ部屋で、サングレと同じ部屋で、寝る事になっていた。
そうしたら、平手打ちだけじゃあ、済まない。
「……滅多刺しにされてただろうな……」
「なにがですか？」
その声に私は持っていた氷を二つとも落とす。
明日の朝食のために食堂をどこから掃除しようと少し考えて居たのもあり、気が付かなかった。
セバスチャンさんは私の頬を見て、手袋を外し、“素手”で私の両頬を“触った。”
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理音(プロフ) - 更新して欲しいです！！待ってます！！ (6月21日 16時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年6月16日 21時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
優 - 面白いです!!続き楽しみにしてます!!頑張ってください！ (2018年4月3日 22時) (レス) id: 1e3d994a6e (このIDを非表示/違反報告)
一姫(プロフ) - 受験、おめでとうございます！ 頑張ってくださいね！ (2018年3月23日 14時) (レス) id: a04d87dde9 (このIDを非表示/違反報告)
佰 - 面白いですね！続きが気になります！これからも更新頑張ってください！ (2018年3月22日 17時) (レス) id: e1e57bb127 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらすこ | 作成日時：2018年2月5日 14時
