風を斬る魚 (ページ8)

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術の実力3（黄side）ページ8

｢次、僕ね｣

2人と同じように印を結ぶ。すると手から電気が現れて……

ガチャンと急に辺りが真っ暗になる。

あ、やっちゃったかも……

シルク｢ブレイカー落ちたね、これ｣

やっぱり……

シルク｢ちょっと、あげてくるわ｣

暗闇の中に火の玉が現れた。

ザカオ｢ひぃ！｣

怖っ！

シルク｢大丈夫、俺のだって。続けてて｣

正体はシルクの火の術だった。

｢わかった。僕が得意なのは雷の術で修行中に何回も火事を起こしてたから、水の術を教えてもらった｣

シルク｢コントロール上手くいってないんじゃないの？｣

いつの間にか、戻ってきてた。

｢いや、それは無い｣

ダーマ｢説得力ねぇな｣

めっちゃ、笑顔で言われた。確かにないかも。

マサイ｢武器は鎖鎌だったよね。あれムズくない？｣

｢狙ったところに鉄球の部分を投げればいいだけだから、そこまでムズくないよ｣

僕はあまり鎌の方を使わない、傷つけちゃうから、自分にも相手にも。

難しくないって言ったら、みんな“すげー”って言ってくれた。嬉しい。