始まりは突然に2（赤side） ページ3
俺の部屋にはもうザカオ以外が集まっていた。
それぞれ、編集したり話したりゲームしたりしている。
さぁて、俺も編集しようかな……
するとポケットに入れてたスマホが揺れた。
｢もしもし、どうした？｣
ザカオ『よ、よ、妖怪が出た！ま、街を破壊してる！た、助けて！』
｢妖怪？！｣
突然、聴こえたその言葉に思わず声を上げる。
聞こえたのか、全員俺のことを見る。
いっせいに部屋が騒々しくなる。
原因は、俺のモーフィンブレスの警報音だけではなかった。
この場にいる全員が同じブレスを持っていた。
驚いた、こんな近くに忍者がいたなんて。
モトキ｢これ行くしかないよね？｣
といつの間にかブレスで敵の位置を調べたみたいだ。
迷いは特になかった。友達を助けに行くのに理由はいらない。
そして、修行していた時から覚悟はできてる。
｢わかった、そっちに向かうから｣
ザカオ『場所は……』
｢場所、分かるからそこで待ってろ｣
ザカオ『わかった、ごめん』
｢大丈夫だから、な？｣
ザカオ『うん』
と返事を聴いた俺は、みんなに目配せをする。
みんなは頷き返し、闘う準備を始め、忍装束に着替える。
走るより、車で行く方が速いか……
｢ダホ、車出して？！｣
ンダホ｢わかった！｣
急いでみんなで駐車場に向かい、車に乗った。
場所はそんなに遠くなかったからすぐに着いた。
現場から少し遠い場所に止め、そこから全力で走った。
敵にの所に着いた俺らは、首を掴まれているザカオを見つけた。
｢ザカオを助けに行く｣
ぺけたん｢じゃあ、俺がザカオの荷物を運ぶ｣
｢わかった。マサイ、ンダホ、モトキ、ダーマは、敵の注意とサポートを頼む！｣
マサイ｢わかった｣
行くぞ！と声をかけた俺は、敵目掛けて走った。
あっという間にザカオにたどり着くと、敵に一つ攻撃を与え、ひるんだところを助け、元いた場所戻る。
同じタイミングでみんなが集まった。
ザカオのリュックから何かかが鳴っているのに気づいたぺけはそこから俺らと同じモーフィンブレスを取り出す。
ンダホ｢もしかしてザカオもだったの？｣
ザカオ｢もってことは、みんなも？｣
この問いかけに、皆いっせいに頷く。
まじか、フィッシャーズ全員忍者だったなんて、こんなの偶然か？
まぁ、今はこんなこと考えている場合じゃない、戦わないと！
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作成日時：2020年4月23日 2時
