鍛錬（桃side） ページ14
僕達は今、久々のアスレチックでの動画を撮り終えて、その近くにある、シルクが修行していた赤火道場に来ている。
名前はあかびと単純に読むらしい。
近くだから行く？というシルクの誘いのもと、僕、マサイ、ダホ、ぺけは火の術の練習をしている。
これがなかなか上手くいかない。
ぺけ｢コツってあるの？｣
シルク｢心の熱い気持ちというか、心の炎？を意識することかな？｣
なるほどと納得しつつ、意識してみる。
平和であって欲しい！この世を護る！
と考えてみる、なんだか何かが溢れるような感覚を覚える。
素早く、印を結ぶ。すると、指先から小さな火が現れた。
｢できた！｣
思わず声をあげる。
他の人をみると、できたりできなかったり。でも、みんなは、なにかコツを掴んだようだった。
ンダホ｢シルク！教えるの上手い！失敗はしたけど、できそう！｣
ダホはやる気満々で、練習している。
ぺけは何度も挑戦し、僕よりも大きい炎を出していた。
マサイは、上手くいってないようだった。それを見たシルクはマンツーマンで教えている。
僕は、もう少し大きいの出したいと思ったから、気持ちをさらに強くしてみる。
あ！できた！
僕のはこれで良さそうだ。
教えてもらっていた、マサイが喜びの声をあげた！
マサイ｢できた！すげー！やった！｣
みんなは良かったねと、マサイの周りに集まり喜びを分かちあった。
ビービー！ビービー！
と、モーフィンブレスの警報音が鳴り響く。
妖怪が街に現れたようだ。
シルク｢よし！行こう！｣
みんなで気合いの入った声をあげ、その場所へ急いだ。
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作成日時：2020年4月23日 2時
