散髪できますように！！【6面ステーション】 (ページ10)

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ゆらゆら揺れてページ10

you side

岡崎を出るといっても東京の大学に通ってるから元々の家は東京にあるわけで、ただ家に帰るだけなんだよなーと思いながら新幹線の中でそっと目を閉じた。

でもなんとなく一人でいるとよくないことを考えそうで、親友の家に向かった。

サ「いらっしゃい。岡崎にいたんじゃなかった？」

『あ、いや。突然ごめん。ちょっと無理かもしれん』

夜だったのに家の中に招き入れてくれた私の大学の同期であり、親友である6面ステーションのサカナギは私が話を切り出すまで待っていてくれた。ぽつりぽつりと話し出すと口を挟まずに聞いてくれた。

サ「そっかー東海オンエアも大変なんだな。まさかしばゆーくんが1番最初に結婚するとはだれも思ってなかったもんな」

『みんな初めての経験だし、しばゆーでこんなにギクシャクしてたらこれからみんな結婚どころか彼女も作りずらいじゃんね』

サ「Aはどうなの？しばゆーくんに。」

『私は、、やめてほしくないよ。一緒に東海オンエアとして活動したい。でもてっちゃんの言う通り前みたいに普通に友達として一緒にいればいいんじゃないのかな。とも思ったりする』

『正直、私もどうしていいか分からないよ、、てっちゃんがあんなに思い詰めてるの初めて見たし。向き合わないといけないのに逃げてきた自分が情けない』

気づいたら涙が溢れ出してた。そんな私を抱きしめてくれるまっちゃん。

『らしくない。』

サ「うるせえ、こういうときくらい弱さ見せろよ」

言葉は強いけど私が泣いてる顔を見ないようにして優しく抱きしめてゆらゆら揺れる。