Sky (ページ16)

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K

「どうして、ひまにはママいないの？？」

いつか

いつか

言われると思っていた言葉

保育園の年長さん(6歳)になった頃、

ママが居ない事に気づいてしまった

海「いつか話すからね。」

今は何て伝えたら良いのかわからず、

そう伝えてしまった

次の日になれば、ケロッと忘れ遊んでいた

必ず言うから。待ってて。

海「緋咲〜。保育園行くよ〜」

緋「はぁい！！」

海「はい、帽子被って。カバン持って。忘れ物ない？」

緋「うん！」

海「よし、行こう〜」

緋咲を車に乗せて保育園へ

海「今日も宜しくお願いします〜。」

保「お預かりします。髙橋さん。少しお時間ありますか？？」

海「時間ですか…何かありましたか？」

保「少し緋咲ちゃんについてお話がありまして…… 」

海「わかりました。」

保「お忙しい中すみません。此方へ。」

保育園に入りお部屋へ

保「お時間無いところすみません。いつもお帰り時間になると、髙橋さんでは無い方ベビーシッターさんやメンバーさんが迎えに来ることが多かったので。」

海「すみません、僕が来れなくて…」

保「いいえ、お仕事のことは十分承知しております。それで本題ですが…」

本題は、緋咲が何故ママが居ない事についてだった

お友達に言われてしまったそうだ、

「なんで緋咲ちゃんは親子遠足でパパなの？パパ仕事してないの？ママは？？」と

保「本当に申し訳ありません。私たちが止めに行ったときには、緋咲ちゃん泣いてしまってて。今は子どもたちと仲良く遊んでます。ですが…… 心の傷は消えてないと思われます」

海「いいえ、此方こそすみません。」

保「親子遠足、しっかりお話なさってから参加か不参加決めてよろしいですので。」

海「わかりました」

保育士さんにもう一度頭を下げて、

車へ

そろそろ話さないと。